この2試合は、試合中盤をどちらが制するかで勝敗が決まりそうです。トロントでは、ラプターズのボールプレッシャーが、守備の要で司令塔でもあった選手を失ったばかりのマジックのバックコートに襲いかかります。タンパでは第5戦。信頼できる投手が少ない中、どちらのブルペンがより多くのイニングを担うかが鍵です。どちらも序盤ではなく、試合の第2、第3の局面に優位性があります。
まずはトロント対オーランドです。トロントはボールを奪い、フリースローを得ることで勝ちにいきます。シカゴ戦で27、ワシントン戦で20、ミネソタ戦で24のターンオーバーを誘い、いずれもスティールは12〜15本。フリースローもそれぞれ46本、21本、21本獲得しました。ミネソタ戦はレナード抜きで戦っており、相手のミスを誘う力は彼に頼ったものではありません。ただし、ハーフコートでのシュート力には難があります。直近の3ポイント成功率は32%に届かず、ミネソタ戦では94得点にとどまりました。
オーランドは主力がそろっていてもターンオーバーが多いチームです。アトランタ戦で20回、ミネソタ戦で16回、ニューヨーク戦で16回ボールを失っており、サッグスはいずれの試合にも出場していました。そのサッグスは骨挫傷で欠場し、バンケロも引き続き不在。ブラックもシュートアラウンドを欠席しており、出場は微妙です。ベインとワグナーがボールを持つ時間を増やすことになり、その後ろにはニューヨーク戦で17分出場したリチャードソンが控えます。オーランドがニューヨークで勝てたのは、相手のニックスがあまりプレッシャーをかけてこない中で、3ポイントを18本決めたからです。サッグス不在でこれほど強いプレッシャーを受けるのは初めてです。
序盤のクォーターは互角の展開になりそうです。流れが変わるのは、トロントの控え選手たちがプレッシャーをかけ、層の薄いオーランドの控えバックコートと対峙する時間帯です。ライブボールのターンオーバーが速攻やフリースローにつながります。バンケロ不在で、オーランドはファウルを引き出す主な手段も失っています。そこで、私たちはトロントの勝利を予想します。
タンパでは、ミルウォーキーは第1戦で5イニングを投げて1失点だったミシオロウスキーを先発に指名しています。一方、タンパは先発を発表していません。ラスムッセンは中4日未満で先発した経験がなく、通常の休養日数を経て登板した第2戦では、ミルウォーキーの粘り強い打線に4回を持たず89球を投げさせられました。どちらにしても、タンパはブルペンで5〜6イニングをまかなう必要があります。
投手を一人ずつ見ていくと、差は明らかです。タンパで状態の良い主力リリーフ(クレビンジャー、マッツ、ベイカー、ケリー)が投げられるのは、約4イニングです。残りは第3戦でアウトを一つも取れず4失点したブーサー、1イニング余りで4安打を許したサルサー、そして直近の登板が多いウェルズとシーモアに頼ることになります。そうしたイニングは4〜6回に回ってきます。四球の多いミルウォーキー打線が力を発揮する時間帯です。ミルウォーキーは救援投手に約4イニングを任せればよく、メギル、ウリーベ、ロメロ、ホール、ウッドラフが全員登板可能なので、疲れのある2投手を避けられます。タンパ打線はこのシリーズ39イニングで11得点です。そこで、私たちはミルウォーキーの勝利を予想します。