今回の2試合では、同じような理由からアウェイの2チームが過小評価されているように見えます。マイアミでは、ホームチームの問題はベンチではなく先発の5人にあり、そのユニットが今回もスタメンを務める予定です。オクラホマシティでは、開幕3連勝中のチームが連戦の2日目を迎えますが、リムプロテクター、最高のウィング、そしてポイント・オブ・アタックのディフェンダーを同時に欠いています。どちらの試合も、本命チームが普段リードを広げるパターンがロスターの穴に直面しており、オッズにはそれが十分に反映されていません。
まずはマイアミ・ヒート対ダラス・マーベリックスです。ヒートは開幕0勝3敗ですが、数字を見ればどこに問題があるかは明らかです。ミッチェル、トンプソン、ウィギンズ、ヤニス、アデバヨの先発陣は、揃って出場した31分間で30点ものビハインドを背負っています。また、主力を欠いたシャーロット戦を含め、3試合すべてでリバウンド争いに敗れ、1試合あたり16本から21本もの3ポイントシュートを許しています。チームが最も良い時間帯を作れているのはベンチメンバーで、シャーロット戦で見せた25-4のランや力強い第4クォーターがその好例です。
鍵となるマッチアップは、リム付近でのヤニスとギャフォードの攻防です。マーベリックスはデレック、アルダマ、マーシャル、ビベロビッチを欠いており、本職のセンターはギャフォードだけなので、ここがヒートの最も明確なアドバンテージとなります。しかし、リバウンドはヒート自身にとっても弱点となっているため、マーベリックスのフロントコートの薄さがそのままヒートのセカンドチャンスに直結するとは限りません。マーベリックスは、スティールを量産するヒューストンやサンアントニオを相手にターンオーバーを連発しました。ヒートのスティール数は1試合あたり7~9本にとどまるため、ここではそのミスも少なくなるはずです。
最も重要なのはラインナップの情報です。アービングが負傷者リストから外れ、フラッグも出場濃厚となっています。この2人はインディアナ戦で19本のターンオーバーを誘発し、16点差の勝利を収めたコンビであり、サンアントニオ戦の大敗では2人とも欠場していました。彼らが戻れば、マーベリックスは立ち上がりからヒートの先発陣を攻め立て、プレッシャーをかけて走る自分たちのバスケットを展開できます。ヒートのベンチ陣は第2クォーターを優位に進めることができますが、大きな点差をつけるには先発陣の失点を食い止めることも不可欠です。
オクラホマシティ・サンダーは、ディフェンスとターンオーバー誘発で勝利を重ねてきました。直近2試合で22個と26個のミスを誘い、それぞれ12点差、12点差、7点差で勝利しています。これらはすべてホルムグレンがゴール下を守っていたからこそ成し得たものです。オフシーズンにドート、ジョー、ウィギンズが移籍した上に、ホルムグレン、ウォレス、ジェイレン・ウィリアムズが揃って欠場します。これにより、休養十分のブッカーとグリーンに対抗できる実績あるストッパーはカルーソだけとなってしまいました。
それでもサンダーには強力な武器が残っています。ギルジェラス-アレクサンダーの存在、1試合に15~16回のターンオーバーを犯すフェニックス・サンズに対するボールプレッシャー、そして新人のマルアチしかいないサンズのフロントコートに対するハーテンスタインの優位性です。サンダーは序盤から力強く入ると予想されます。試合の潮目が変わるのは、連戦の疲労が残る中でマケイン、スターツ、マラ、ケンリッチ・ウィリアムズが中心となるベンチの時間帯でしょう。控え選手を相手にする時間帯にブッカーが出場していれば、サンズは僅差の展開を維持できるはずです。
だからこそ、私はマイアミでマーベリックスが接戦に持ち込み、オクラホマシティでサンズが食らいつくと予想しています。どちらの本命チームも普段の勝ちパターンを築いてきた布陣より戦力が落ちており、普段以上の点差を求められるのは厳しいと見ています。