この試合、アーセナルはフリートウッドのコンパクトな守備陣形を攻め立てる時間が大半を占めると見られます。重要なのは、アタッキングサードへ単にボールを戻すことと、ペナルティエリア内で決定的な形で味方に合わせることの違いです。フリートウッドは今大会のカップ戦ですでに、ポゼッションを握られながらもしっかりと前線の逃げ場を確保しつつ守り切れることを証明しています。
エヴァートン戦でのアーセナルは、20本のシュートを放ちながら10本がブロックされ、枠内シュートはわずか4本にとどまりました。フォレスト戦でも長い時間ボールを保持したものの、決定的なフィニッシュの形は限られていました。それだけに、ウイングとサイドバックの連携で外側のディフェンダーを釣り出し、中央のカバーが戻る前にボールを送り込めるかが最も重要なポイントになります。
エヴァートン戦を欠場したサカ、サリバ、ツォリスは引き続き不在です。その試合ではエゼとマドゥエケがサイドで幅を取る役割をこなしましたが、今回のカップ戦で具体的にどこまでターンオーバーしてくるかはまだ読めません。フリートウッド側では、復帰が報じられているキャノンはベンチスタートの見込みです。一方で、前線で起点となる役割はエクセター戦で息の合った連携を見せたコグランとマクリーンが務めるはずです。
アーセナルがプレッシャーをかけ続け、フリートウッドは適切な距離感を保ちながら機を見てカウンターを仕掛ける展開になると予想しています。シェフィールド・ユナイテッドとのカップ戦で見せた戦いぶりからも、前線の逃げ場を保ちながら耐え忍ぶ姿が浮かび上がってきます。そのため、フリートウッド対アーセナルの一戦はロースコアの落ち着いた展開になると見ています。