直近の好成績が、今回迎える相手よりも戦いやすい条件下で積み上げられた2つの本命チームを取り上げます。東京では、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの開幕からの連勝が相手のターンオーバーを誘発することに支えられていますが、対戦相手の東京サンロッカーズは接戦でもボールを失わず、リバウンドを支配しています。ロンドンでは、休養十分で乗り込むニューカッスルですが、アウェイではチャンスをほとんど作れておらず、自陣でのミスはハイプレスを仕掛けるホームチームの格好の餌食となります。
東京サンロッカーズ対名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。名古屋はすべてアウェイで7勝0敗と無敗を維持しており、1試合あたり約9本差でターンオーバーバトルを制しています。相手に22回、20回、21回、16回、19回、25回、14回のターンオーバーを強いる一方で、自らのミスは6回から14回に抑えてきました。しかし、その二桁点差での勝利は主に明らかな格下相手のものであり、今回の東京は今季対戦する中で最も手強い相手です。名古屋はリバウンドが武器のチームではなく、ゴール下の争いではほぼ互角です。一方の東京はリーグトップのリバウンド数を誇り、10〜12人の厚いローテーションを回しています。
鍵を握るマッチアップは、ハーパー、ベンドラメ、大庭、山際といった東京のボールハンドラー陣と、リーグ最多スティールを誇る名古屋の守備です。東京がターンオーバーを多発した試合(16〜19回)はいずれも大差のついた展開でのもので、信州、滋賀、仙台、秋田との接戦では10〜13回にとどめています。インサイドでは、ホーキンソン対エサトンのマッチアップが東京のリバウンドでの優位性を発揮できるかを左右し、ベンチからはウィリアムズとカノがサイズを加えます。東京にとっては9日間で5試合目となりますが、前節は誰も20分以上プレーしておらず、負荷は軽いものでした。
守備主導の展開が予想されます。名古屋がスティールから一気に得点を奪えば、東京はセカンドチャンスと選手層の厚さで応戦し、ホームの観客の前で第4クォーターまで1〜2ポゼッション差の僅差が続くとみています。ターンオーバーでの優位は数回のポゼッション分の価値がありますが、リバウンドでのアドバンテージがそれをいくらか取り戻してくれます。そのため、名古屋の僅差での勝利もカバーできるクッションを持たせて、東京を支持します。
クリスタル・パレス対ニューカッスル。パレスは3-4-2-1でハイプレスを仕掛け、素早いトランジションとワイドからのボールでゴールを狙います。ベシクタシュ戦では、ハライリの低いクロスからピノが得点し、マテタがバックパスを奪ってネットを揺らしました。ニューカッスルはボールを保持するものの(約54%)、それを決定機に結びつけられていません。アストン・ヴィラ戦ではシュート16本で枠内はわずか1本にとどまり、1試合のゴール期待値は約1.1、直近のアウェイ5試合では10失点を喫してわずか2勝です。最近の失点は、GKのミス、ジョエリントンのボールロスト、ロングスローのクリアミス、クロスからフリーで合わされたヘディングによるものでした。
ブライトン戦での0-5という大敗は、アハノールとカンボの急造バックラインによるものでした。出場停止からディサシが復帰することで、ベシクタシュをシュート5本に抑えたリチャーズ、ディサシ、カンボのトリオが復活します。ニューカッスルの攻撃陣は前線が定まっておらず、エランガは90分間持ちません。また、パレスのゴールを守るヘンダーソンの状態も不透明です。パレスが木曜日の遠征帰りであるのに対し、ニューカッスルには丸1週間の休養があり、この休養の差は無視できません。
試合はニューカッスルのポゼッション対パレスのプレッシングという構図になり、プレッシャーをかけ続けて崩すというよりは、ミスやトランジションからゴールが生まれる展開になるはずです。パレスはイスタンブールで示したように、追いかける展開でも依然として危険な存在です。日程面での疲労の懸念も、ニューカッスルの攻撃の物足りなさで相殺されると考え、クリスタル・パレスがホームで無敗を守る展開を支持します。