ブリスベン・ロアーの中央でのパスワークに対し、オークランドFCの中盤は前がかりになった背後にスペースを残す傾向があります。オークランドはサイドからの危険なクロスとセットプレーを武器にしていますが、今節は前線への縦のターゲットが変わります。光州で行われる一戦では、復帰した先発投手陣により、序盤のイニングはサムスン・ライオンズが連勝した直近2試合とは異なる展開になるはずです。どちらのチームの連勝記録よりも、主軸打線のマッチアップと救援陣への継投ルートが重要になります。
ブリスベンの布陣は、ヴィディッチとポストラキの背後にナムが動けるスペースを生み出し、ラッセルとジェームス・ンゴルがピッチの幅を広げます。ナムは自由に動き回れるため、ワンダラーズ戦でガジェゴスとブリマーが前線へ上がった際に突かれたようなスペースの近くにポジションを取れます。またブリスベンはパースにゴールを許した後もチャンスを作り続けており、ナムの見事なゴールだけでなく攻撃の厚みも示しました。
コスグローヴの出場停止が確定したことで、オークランドが前節で多用したロングボールによるターゲット役を欠くことになります。代役候補のビドワはプレシーズンでの先発出場経験がありますが、ブリスベンも主要な攻撃陣が公式スカッドに揃っています。序盤の時間帯はオークランドの新たな前線の連係が試される展開となり、ブリスベンはナムを経由した攻めを展開しつつ、終盤にかけてさらに前線やワイドの選択肢を投入できると見ています。そのため、ここはブリスベン・ロアーを支持します。
起亜タイガースの打線にも独自の直結した得点ルートがあります。キム・ドヨンが出塁し、カストロとナ・ソンボムがその走者を活かして長打で仕留める形です。この打順のつながりは、開幕戦でもパダック相手にすでに得点を生み出しています。ネイルは前回登板時、自動退場処分で降板するまで被安打1、無四球に抑えており、今回の再戦に向けてパダックよりも登板の負担がかなり少なくなっています。
発表されている先発投手はネイルとパダックですが、最終的な打順はまだ発表されていません。中軸打者は前節にも出場しており、直近の役割が判断材料となります。サムスンの下位打線の走者であるパクとクは、ディアスやリュの長打力と並んで幅広い得点パターンをもたらします。
起亜にとっては先発投手の段階が最も明確な勝機であり、その後の継投争いでは接戦になると予想しています。サムスンはウォン・テインとイ・スンミンを連投させており、再び早い段階での継投となればリリーフ陣に大きな負担がかかります。先発投手の相性と実績ある中軸のつながりを持つ起亜の方が、意味のある先制点を奪う可能性が高いと見ています。そのため、ここは起亜タイガースの勝利を支持します。