ブラモール・レーンでは、ポゼッション単独よりもペナルティエリアへの配球とそれを受けるサポート役が重要になってきます。リールとのダービーでは、RCランスの陣地を押し込む圧力と、ボール奪取から素早く攻めるリールの攻撃がぶつかり合います。リオ・マイオールでは、スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガルのワイドからの供給力と、カーザ・ピアACのコンパクトな中央の守備および要所での前線への配球が対峙します。
レクサムはムーアとスミスが相手センターバックを釘付けにしつつ、オヘアが次のパスをつなぐ形を作れます。この連係からプレストン戦、ブラックバーン戦の双方でチャンスを生み出しており、ウイングバックからのクロスやコーナーキックも加わって、エリア内への侵入回数をさらに増やしています。シェフィールド・ユナイテッドはダービー・カウンティ戦で相手の退場後に最も強い圧力をかけていたため、ホームで終始圧倒していたと捉えるのとは状況が異なります。
レクサムの離脱中のアタッカー陣は、こうした連係が機能していた時点ですでに不在でした。シーフが1週間のトレーニングを消化したことで中盤の選択肢が増える一方、クリワースとトマソンはまだ出場可否の判断待ちとなっています。立ち上がりから拮抗した展開となり、ベンチメンバーが投入されるにつれてクロスや配球をめぐる攻防がさらに熱を帯びると予想しています。そのため、ここはレクサムが無敗で切り抜ける(引き分け以上)展開を支持します。
ランスはトヴァン、アザール、ソトカを通じてエドゥアール不在時の打開策を機能させています。パリFC戦での同点ゴールと決勝点もこの連係から生まれたもので、対するリールはここ最近、ハーフタイム以降に自陣から前線へボールを運ぶ形を維持するのに苦しんでいます。アンチェロッティもこのバランス面の問題を認めています。
エドゥアールは引き続き欠場となり、リールはニアンズの出場停止に伴い守備陣の配置換えを迫られます。バイドゥーは前節フル出場を果たし、グラディもメンバー復帰したことでトディボの相棒の選択肢が増えています。後半に入っても、ランスが有効なパスの受け手を狙い続ける展開になると予想しています。そのため、引き分けならその分のベット額が返還される条件も含め、ランス有利と見ています。
スポルティングはヴィゼウ戦でフレスネダからスアレスへのクロスが見事に通り、サラサール不在でも機能する攻撃ルートを示しました。カーザ・ピアはエストレラ戦で無失点に抑えたものの、6セーブを強いられペナルティエリア内への度重なる侵入を許していました。スポルティングの主力攻撃陣や配球役はカップ戦で温存されていたため、過密日程による一律の疲労とは異なるコンディションでこの一戦に臨めます。
ボルヘス監督はデバストとサラサールの欠場を明言しており、前節のリーグ戦から引き続き不在となります。前線はスアレス、イランクンダ、そしてお馴染みのサイドアタッカー陣が予想される攻撃の軸を担います。試合が進むにつれてスポルティングがカーザ・ピアを押し込み、クリアボールを回収しつつエリア内の豊富な選択肢を活かしていく展開になると予想しています。そのため、ここはスポルティングCPの勝利を支持します。