FC今治はJ2で19位、北海道コンサドーレ札幌は9位に位置していますが、気になるのは日程面です。札幌は湘南戦を1-0で制したあと、中2日での遠征となっており、川井健太監督自身も選手やスタッフにとって厳しい日程だと口にしています。一方の今治は、実質的な残留争いとなった最下位・甲府との一戦を1-1の引き分けで終えました。ここで注目したいのは、札幌の無失点継続が連戦と移動の疲労を乗り越えて続くのか、それとも後がないホームの今治が決定機をものにするのかという点です。
まずは札幌から見ていきましょう。直近10試合の戦績は5勝2分3敗で、ブラウブリッツ、モンテディオ、富山、湘南相手に4連続完封勝利を収めており、この10試合での失点はわずか9にとどまっています。圧倒するというよりは試合巧者として勝ち切るチームであり、過密日程には適したスタイルと言えます。リードを守るだけなら走力はそれほど求められませんが、2点目を奪いに行くには足が必要になります。道新スポーツによれば、川井監督は中2日の日程や、監督として初めての凱旋となることについてコメントしています。
今治は守備に不安があり、リーグ戦14試合で27失点を喫しています。ここ数週間でもヴァンラーレ戦を3-3、敵地・仙台戦を1-3で落としています。9月に監督交代を行い(アベル・モウレロ監督が退任し、久保山由清ヘッドコーチが昇格)、J.League.jpによるとDF市原吏音の前十字靭帯断裂に加え、MFとGKにも長期離脱者が出ています。1点を取って鍵をかけるチームを相手に、台所事情が苦しく再編を余儀なくされた最終ラインで挑むのは分の悪い戦いですが、それも今治が先制点を奪えない場合に限られます。もし今治が先にスコアを動かせば、札幌の疲労が重くのしかかってくるはずです。
なお、札幌側の報道では会場がアシックス里山スタジアムと記載されており、データ提供元の表記と異なる場合があるため、対戦カードの表記をご確認ください。