中央で連係を仕掛けるノリッジに対し、ダービー守備陣は最初のレシーバーへの寄せや次の飛び出しへの対応に苦戦してきました。もっとも、ダービーにも前線へ素早く縦パスを当てるルートがあるため、ポゼッションを高めるだけでは決着がつかないでしょう。勝負の鍵を握るのは、ノリッジが繰り返す波状攻撃と、スペースへ素早くボールを逃がすダービーの展開力との攻防です。
クヴィストゴーデンのポストプレーから落としたボールは、相手DFを引きつけた状態でムサバやマゴマが走り込む絶好の好機を生み出します。ワトフォード戦でもクヴィストゴーデンがその両者にお膳立てし、フィールドのボール奪取が決勝点の起点となりました。こうした攻撃の形は、ダービーがミルウォール戦で見せた寄せの甘さやマークの受け渡しの乱れを突くのにうってつけです。
中盤の連係が保たれている点も重要です。状態確認が続いているマクリーンとマットソンが不在のなかでも、フィールドとライトはすでにコンビとして機能しており、前節ではマゴマが先発してゴールを記録しました。一方のダービーは、クラークとアジェマンが全体練習に復帰したものの、ウォード、オゾー、マイスターは依然として状態を確認している段階で、先発の組み合わせはまだ読み切れません。ミルウォール戦ではロビンソンがすでに守備に入っていましたが、序盤の失点はオゾーが退場する前から起きていました。
ノリッジが主導権を握り、試合が進むにつれて中央の受け手の周りから次々と飛び出す選手を使っていく展開を予想しています。失点後の最近のリアクションを見ても、ノリッジの攻撃が単調でないことは明らかです。既存のパスワークとレシーブの連係面で優位に立ち、現在のダービーの守備組織に対しても相性の良さを示していることから、ノリッジの勝利を支持します。