得点力に課題を抱えるチームと、より整った戦い方を見せるチームが対戦する、日本のトップリーグの2試合です。どちらも、力で上回るチームがボールを支配する一方、劣勢のチームは決定機をなかなか作れていません。
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セレッソ大阪戦で4ゴールを挙げた川崎フロンターレと、岡山戦で3得点したヴィッセル神戸。両チームの試合内容は大きく異なりました。川崎はセレッソが1人少なくなった後も、2度リードを失いました。一方の神戸は前半を無得点のまま守り抜き、後半はプレスと縦に速い攻撃で主導権を握りました。攻撃が途切れたとき、川崎の中盤の背後にできるスペースに注目しています。神戸が次のボールを奪えば、すぐにホームチームへ圧力をかけられます。川崎がボールを保持できれば、神戸はまた長い時間守る展開になるかもしれません。
V・ファーレン長崎はリーグ戦10試合で11得点、首位のサンフレッチェ広島は10試合でわずか6失点にとどまっています。この試合の構図はまさにそこに尽きます。チャンスメイクに苦しむチームと、相手をほとんど通さない堅守のチームの対戦です。私にとってより興味深いのは、最初のプランが通用しなかったときに長崎がどう出るかという点です。直近の数試合(鹿島に0-2で敗戦、その後の千葉戦は1-1の引き分け)を見ても、勝ち切る脅威をほとんど与えられないまま、試合を持たせる時間帯だけが長くなっている印象を受けます。
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モンテディオ山形は最近、無得点の試合が続いていますが、チャンスは着実に作れています。北海道コンサドーレ札幌は大森真吾を起点にした縦への攻めや、青木亮太の一瞬の仕掛けで突破口を見つけてきました。ただ、直近の試合では決定的なチャンスが減っています。山形が前線からボールを奪い返し、ウイングバックの背後を狙う動きと、札幌が縦に逃げる攻め、3バックのカバーがぶつかる展開になりそうです。両チームともセットプレーとセカンドボールが鍵になります。
ニューヨークとフィラデルフィアの開幕戦は、攻撃の形がいくつもありますが、勝負を左右しそうなのはリバウンド争いです。ブランソンとタウンズはパスやスクリーンで相手の守備を広げられます。一方のフィラデルフィアは、ドライブやファウルを誘うプレーで対抗できます。サンアントニオとオクラホマシティの一戦は、ボールを守る力とペイントエリアでの攻防が焦点です。複数の選手がボールを扱えるスパーズに対し、サンダーはガードへのプレッシャーと存在感のある2人のビッグマンを軸に守ります。
オクラホマシティ・サンダーのプレッシャーディフェンスと、サンアントニオ・スパーズのボールハンドリングがこの再戦の鍵を握ります。サンダーにはシャイ・ギルジェラス-アレクサンダー、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレンがおり、崩れたポゼッションからでも新たな得点チャンスを生み出せます。一方のスパーズは、背後でビクター・ウェンバンヤマがペイントエリアを固める中、複数のクリエイターをコートに並べることが可能です。勝負のポイントは、相手に素早いトランジションの機会を与えずに、どちらがより多くリムまでアタックできるかです。
ニューヨークのセカンドチャンスと、フィラデルフィアの多彩なショットクリエーションが、この開幕戦を異なる展開へ導きそうです。ニックスはタウンズやドラモンドのリバウンドで攻撃を続けられます。一方、76ersは複数の先発選手が最初のチャンスを作れます。山形では高い位置からのボール奪取とサイドを使った攻撃が、札幌の右サイドからの展開やコーナーキックとぶつかります。どちらの試合も、繰り返し攻め込んだ末に質の高いシュートへつなげられるか、そして次の守備で相手の攻撃を止められるかが鍵になります。
ヘッドライン上の差と構造上の差が異なる方向を示している2試合です。マディソン・スクエア・ガーデンでは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの新たなスター陣が先発の時間帯ならニューヨーク・ニックスに対抗できますが、エンビードがベンチに下がる時間帯は構造的な穴になりそうです。山形では、順位表上はホームのほうがはるかに堅守に見えるものの、決定機の質で見ると両チームの守備はほぼ互角であり、違いは決定力にあります。