【26-27 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ】カルチョ・コモ vs マンチェスター・ユナイテッド 分析・プレビュー キックオフ:10月22日 01:45(日本時間)
カルチョ・コモとマンチェスター・ユナイテッドは日本時間10月22日午前1時45分、コモのスタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャで2026-27 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ第3節を戦います。両チームは勝ち点3で並んでいますが、直近の内容と今節の欠場者は異なります。ホームのカルチョ・コモが主導権を握る可能性が高いなか、マンチェスター・ユナイテッドがプレスをかわしてサイドのスペースを攻略できるかが勝敗を左右しそうです。
1. 試合概要と両チームの状況
カルチョ・コモはRBライプツィヒに4-1で勝ったあと、フェイエノールトに2-3で敗れました。マンチェスター・ユナイテッドはサバ・バクに4-0で勝利した後、アトレティコ・マドリードに0-2で敗れています。データセンターの10月20日時点の順位では、両チームは勝ち点3、得失点差+2で並び、総得点だけに差があります。カルチョ・コモにとってはクラブ初のUEFA大会で迎えるホームゲームです。一方、マンチェスター・ユナイテッドは公式戦6試合未勝利に終止符を打ちたいアウェー戦です。
今季の公式戦成績 成績:カルチョ・コモ 9試合5勝2分2敗/マンチェスター・ユナイテッド 10試合2勝4分4敗 得点・失点:カルチョ・コモ 18得点11失点/マンチェスター・ユナイテッド 16得点15失点 チャンピオンズリーグ:カルチョ・コモ 1勝1敗・6得点4失点/マンチェスター・ユナイテッド 1勝1敗・4得点2失点
カルチョ・コモは前節、フィオレンティーナとのアウェー戦に3-1で勝ちました。マッティア・リベラリ、ニコ・パス、アナスタシオス・ドゥヴィカスがそれぞれ異なる形で得点し、攻撃の多彩さを示しました。ただし、データセンターによる期待得点はカルチョ・コモが1.77、フィオレンティーナが2.25でした。ジャン・ビュテの5セーブや相手のシュートがポストに当たった場面も考えれば、この勝利だけで守備の安定を証明したとは言えません。前のフェイエノールト戦でも先制後わずか2分で同点にされ、左サイドから相手選手に内側へ切り込まれて逆転ゴールを許しました。
マンチェスター・ユナイテッドの6試合未勝利には、異なる問題が表れています。トッテナム・ホットスパー戦では後半にリードし、相手が10人になった後も、流れのなかからクロスを許して同点に追いつかれました。リーズ・ユナイテッド戦では3バックでスタートし、ブライアン・ムベウモのゴールで先行したものの、コーナーキックから失点。後半の期待得点は0.25にとどまりました。アトレティコ・マドリード戦では開始直後に失点し、そのまま最後までゴールを奪えませんでした。データセンターに期待得点が記録されている直近4試合で、マンチェスター・ユナイテッドは毎試合、相手よりチャンスを作れていません。この4試合のうち3試合はアウェーでしたが、ホームで戦ったトッテナム・ホットスパー戦でも期待得点は0.80対1.62と下回りました。
両監督の基本布陣は4-2-3-1ですが、攻撃の起点は異なります。セスク・ファブレガス監督はニコ・パスをトップ下に置き、ボール保持と高い位置からのプレスを活用します。パスは今季9試合で2ゴール4アシストを記録し、相手中盤の背後でボールを受けて前線へつなぎます。マイケル・キャリック監督はベンジャミン・シェスコの欠場後、マテウス・クーニャを偽9番で起用するか、ムベウモを中央に移してきました。リーズ・ユナイテッド戦では3バックも選びましたが、その変更でも後半のチャンス減少は解消しませんでした。
欠場者のポジションは戦術に直結します。カルチョ・コモでは今季4ゴールを挙げているアサン・ディアオが欠場します。フェイエノールト戦の先制点のように、最終ラインの裏へ走り込んでロングパスを受ける攻め筋は少なくなります。モイーズ・キーンとヘスス・ロドリゲスも不在で、後半に投入できる攻撃の選択肢は限られます。ファブレガス監督はドゥヴィカスを先発の最前線に起用する見通しを示しました。センターバックのトレヴォ・チャロバーが抜ける枠には、ハコボ・ラモンとマルク・オリヴァー・ケンプフが入ると予想されます。
マンチェスター・ユナイテッドは、レニー・ヨロ、リサンドロ・マルティネス、エイデン・ヘヴンがセンターバックで欠場し、左サイドバックを務められるルーク・ショーとパトリック・ドルグも出場できません。ハリー・マグワイアの相棒には、11カ月ぶりに復帰したマタイス・デ・リフトらが候補に挙がっています。左サイドバックはハリー・アマスかディオゴ・ダロトが予想されます。デ・リフトが先発しても、90分間プレーできるかは分かりません。中盤ではコビー・メイヌーも不在のため、カルロス・バレバとアンドレイ・サントスがニコ・パスの前に立つ可能性が高いでしょう。予想メンバーのため、実際の組み合わせは先発発表で確認が必要です。
両チームに公式戦での対戦歴はありません。直近の試合内容と今回のメンバー構成をもとに判断する必要があります。両チームは10月18日にリーグ戦を戦っており、休養日数は同じです。カルチョ・コモはその3日後にサッスオーロとのホームゲームも控えています。ロンバルディア州では試合当日に大雨が予報されていましたが、夕方には雨雲が離れる可能性もあるとの見通しでした。キックオフ時の降雨は確定していないため、天候をどちらかの利点と決めつけることはできません。
2. マッチアップ分析
カルチョ・コモが高い位置からプレスをかければ、マンチェスター・ユナイテッドは最初のパスを試されます。マルティネスが不在のなか、マグワイアと復帰したデ・リフト、あるいは別の代役、そしてGKセネ・ラメンスがビルドアップの起点を担わなければなりません。カルチョ・コモが敵陣でボールを奪えれば、パスとドゥヴィカスはゴールに近い位置から攻撃を始められます。マンチェスター・ユナイテッドが直近4試合で相手に期待得点1.42〜1.62を許していることも、カルチョ・コモがチャンスを作る展開を予想させます。ただし、この数字だけで新しい守備陣の失点数を予測することはできません。
中央では、パスがバレバとサントスの背後でボールを受けられるかが重要です。2人の中盤選手がカルチョ・コモのボール保持者に寄せれば、パスが前を向くスペースが生まれる可能性があります。逆にパスを警戒して下がれば、カルチョ・コモはボールを保持しながらサイド攻撃を続ける時間を得ます。パスはフィオレンティーナ戦でアレックス・バジェのクロスをヘディングで決め、ドゥヴィカスのゴールもアシストしました。ディアオ不在の今節は、パスとドゥヴィカスの連係、バトゥリナの攻撃参加、サイドからのクロスがより重要になりそうです。
マンチェスター・ユナイテッドがペナルティーエリア前を固めれば、カルチョ・コモにも課題が生じます。ASローマ戦では、53分から相手が10人でプレーしたにもかかわらず、カルチョ・コモは得点できませんでした。ドゥヴィカスのシュート3本は枠内に飛びませんでした。マンチェスター・ユナイテッドがパスの縦パスを封じ、クロスをマグワイアとデ・リフトの空中戦で処理できれば、カルチョ・コモは長く攻めても得点が少ない展開になり得ます。ただ、キャリック監督は直近のリーズ・ユナイテッド戦で布陣を変えて臨み、試合前には勝利が必要だと強調していました。序盤から低い位置で守るかどうかは分かりません。
マンチェスター・ユナイテッドには別の攻め筋もあります。カルチョ・コモのサイドバックが攻め上がった後にボールを失えば、アマド・ディアロがバジェの背後へ走り込み、ムベウモが中央で低いパスを受けられます。フェイエノールトがカルチョ・コモの左サイドから内側へ切り込んで得点した場面は、実際に攻略された例です。ムベウモもトッテナム・ホットスパー戦とリーズ・ユナイテッド戦で、低いパスを受けてゴールを決めました。カルチョ・コモがプレスでマンチェスター・ユナイテッドの前進するパスを封じれば、この攻撃は始めにくくなります。一方、プレスをかわしたボールがバジェの背後へ出れば、ラモンとケンプフはムベウモにも対応しなければなりません。
カルチョ・コモはそのリスクを調整することもできます。バジェの攻め上がる回数を減らすか、守備的MFが左サイドをカバーすれば、ディアロが攻め込むスペースは狭まります。その分、カルチョ・コモの左サイドからのクロスも減るでしょう。ファブレガス監督がどちらを選ぶかは、マンチェスター・ユナイテッドの最初のパスをどれだけ奪えるかにも左右されます。プレスが機能すれば、バジェが前に出てもカルチョ・コモは攻撃を続けられますが、何度もプレスを突破されれば、同じ攻め上がりが守備の負担になります。
後半は交代要員の差が重要になります。デ・リフトが先発し、出場時間を調整する必要があれば、マンチェスター・ユナイテッドは試合中にセンターバックの組み合わせを再び変える可能性があります。その時点でカルチョ・コモがリードしていなければ、ディアオ、キーン、ロドリゲスの欠場により、攻撃の交代カードは限られます。反対にカルチョ・コモが先行し、マンチェスター・ユナイテッドが追いつこうと前へ出れば、パスとバトゥリナが相手中盤の背後でボールを受け、追加点を狙えるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドはトッテナム・ホットスパー戦とリーズ・ユナイテッド戦で、リードを守り切れませんでした。今回は守備陣の組み合わせも変わるため、リードを守る展開には大きな負担がかかります。
セットプレーにも両チームとも注意が必要です。マンチェスター・ユナイテッドはリーズ・ユナイテッド戦で、コーナーキックの二次攻撃から失点しました。マグワイアとデ・リフトの空中戦の強さだけで、守備位置を連係して整えられるかは分かりません。カルチョ・コモもフィオレンティーナ戦で、コーナーキック後の混戦からゴールを許しました。試合中にプレスやサイド攻撃がうまく機能しない場合でも、両チームに得点機会が訪れる可能性のある場面です。
3. 最終判断と結論
カルチョ・コモがより長くボールを保持し、高い位置からのプレスでマンチェスター・ユナイテッドの後方を試す展開が有力です。市場もカルチョ・コモのホーム成績とマンチェスター・ユナイテッドの未勝利、DFの欠場を踏まえ、ホームチームをわずかに優勢と見ています。ただし、カルチョ・コモの前節フィオレンティーナ戦の勝利は、相手により多くのチャンスを許した末の結果でした。それでもカルチョ・コモを少し上に見る理由は、成績そのものより、マルティネスを欠くマンチェスター・ユナイテッドの新しい最終ラインが試合開始からプレスを受け、後半には守備の交代も必要になる可能性がある点です。
カルチョ・コモはパスの2列目からの連係で先制し、マンチェスター・ユナイテッドが追いかけて前に出たところで追加点を狙うと予想します。マンチェスター・ユナイテッドも、ディアロがカルチョ・コモのサイドバックの背後へ走り込み、ムベウモが中央で低いパスを受けて1点を挙げる可能性があります。スコア予想はホームのカルチョ・コモが3-1または2-1で、追加点も奪う3-1をより有力と見ます。カルチョ・コモのプレスが新しい守備陣の最初のパスを難しくし、パスがメイヌー不在の中盤の背後で攻撃をつなぎ、マンチェスター・ユナイテッドが後半に追撃と守備の立て直しを同時に迫られると考えるためです。キャリック監督が序盤からペナルティーエリア前を固めてパスの縦パスを封じるなら、この見通しは変わります。ディアオ不在のカルチョ・コモが密集した守備を崩せない場合は、マンチェスター・ユナイテッドの1度のカウンターが勝負を決める可能性もあります。