【2026-27シーズン プリメーラ】レバンテ vs アスレティック・ビルバオ|分析・プレビュー キックオフ:10月22日 03:00(日本時間)
大雨で延期されていたレバンテとアスレティック・ビルバオの2026-27シーズン、プリメーラ第6節は、日本時間10月22日03時からシウダ・デ・バレンシアで行われます。降格圏と勝ち点で並ぶレバンテはホームで勝ち点3が必要です。一方、リーグ戦3試合連続ドローのアスレティック・ビルバオは、堅守を勝利につなげたいところです。
1. 試合概要と両チームの状況
10月20日時点で、レバンテは勝ち点7で17位、アスレティック・ビルバオは勝ち点9で11位です。この試合の延期に加え、ラージョ・バジェカーノ戦も中断されたため、アスレティック・ビルバオは大半のチームより消化試合が2試合少なくなっています。順位だけでは両チームの現状を判断しにくい状況ですが、レバンテは失点の多さ、アスレティック・ビルバオは得点の少なさが課題です。
今季のプリメーラ 試合数・勝敗:レバンテ 8試合 1勝4分3敗/アスレティック・ビルバオ 7試合 2勝3分2敗 得点・失点:レバンテ 12得点・16失点/アスレティック・ビルバオ 7得点・6失点 ホーム・アウェー成績:レバンテはホーム3試合で1勝1分1敗、10得点9失点/アスレティック・ビルバオはアウェー3試合で1勝1分1敗、2得点2失点
レバンテの最近の公式戦5試合未勝利には、異なる展開が含まれています。セビージャ戦では0-2から3-3に追いつき、デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦でも82分に同点ゴールを決めました。今季12得点のうち6得点は75分以降です。ルイス・カストロ監督は複数選手を一度に交代させ、攻撃の人数とスピードを高めてきました。ただし、レバンテは今季、前半をリードして終えたことがありません。後半の反撃は明確な強みですが、先に失点する展開が繰り返されていることも示しています。
ホームでは攻守の差がいっそうはっきりしています。レバンテはレアル・ベティス戦で5得点、バルセロナ戦で2得点、セビージャ戦で3得点を挙げましたが、この3試合で9失点しています。アウェー5試合の得点はわずか2点です。カストロ監督はホームで相手の後方からの組み立てにプレッシャーをかけ、積極的に攻めてきました。一方、相手のプレスを受けながら後方で短いパスをつなごうとし、ボールを奪われて失点した場面もあります。セビージャ戦ではンドゥクウェのバックパスから先制点を許し、ビジャレアル戦ではマンディとオラサガスティのパスをカットされて失点しました。
アスレティック・ビルバオはエディン・テルジッチ監督の下、高い位置からのプレスと素早い切り替えを武器に、セルタ・ビーゴとアトレティコ・マドリーを下しました。セルタ・ビーゴ戦ではベレンゲルのシュートで先制。その後、イニャキ・ウィリアムズが相手DFをサイドへ引きつけ、ルイス・デ・ガラレッタのパスを受けたナバーロが追加点を決めました。アトレティコ・マドリー戦では相手がボールを失った直後、イニャキ・ウィリアムズとナバーロが得点機を作りました。その後のエルチェ、アラベス、バレンシア戦はいずれも引き分けです。相手が引いて守る試合では、ボールを支配してもペナルティーエリア内でチャンスを作るのに苦労しました。特に直近2試合は連続で0-0です。今季7試合で6失点と守備は安定していますが、得点も7にとどまっています。
攻撃陣の出場可否も重要です。オイアン・サンセトとゴルカ・グルセタは欠場します。今季リーグ戦6試合すべてで先発したサンセトは、2列目からペナルティーエリアへ飛び込む役割を担っていました。イニャキ・ウィリアムズの後ろにアレックス・ベレンゲル、カナレス、ロベルト・ナバーロを並べる布陣はバレンシア戦で採用されましたが、その試合のシュートは9本、枠内シュートは2本でした。ニコ・ウィリアムズはチーム練習に復帰したものの、出場するか、何分プレーするかは決まっていません。ナバーロも前節の終盤にけいれんを起こしました。レバンテはソテロを欠く一方、エッタ・エヨンを招集できる見込みです。カストロ監督は複数選手のコンディションを見極めると話しており、先発メンバーや交代のタイミングには不確定要素が残ります。
昨季の直接対決では、アスレティック・ビルバオがレバンテのホームで2-0、ホームで4-2と勝利しました。どちらも前半に先に2点を奪い、レバンテの反撃は追いかける展開になってからでした。ただし、2-0の試合を率いた監督は現在とは異なり、4-2の試合ではレバンテが前半に退場者を出し、その後長い時間を10人で戦いました。当時のスコアをそのまま今回に当てはめることはできません。それでも、イニャキ・ウィリアムズがレバンテの守備ラインの裏へ走り、ナバーロが攻撃に加わった形は参考になります。
日程面の負担は両チームにあります。レバンテは9日間で3試合目を迎えます。アスレティック・ビルバオはバレンシアでのアウェー戦から約4日で、同じ地域で再び試合を行います。前節の終盤には大きく体力が落ちたとの評価もありました。レバンテの後半の攻勢とアスレティック・ビルバオのリード管理がぶつかる時間帯に、この差が影響する可能性があります。ただし、レバンテも連戦の疲れを抱えているため、休養日数だけで終盤の優位を決めつけることはできません。
2. マッチアップ分析
最も注目されるのは、レバンテの最初のパスとアスレティック・ビルバオの前線からのプレスです。レバンテがホームでしてきたように守備ラインを押し上げ、後方から短いパスをつなぐと、ベレンゲルやナバーロがセンターバックと中盤の間へのパスを狙ってプレスをかけられます。アスレティック・ビルバオはアトレティコ・マドリー戦で相手がボールを失った直後、イニャキ・ウィリアムズがすぐにナバーロへつなぎ、得点を挙げました。レバンテがセビージャ戦とビジャレアル戦で失点した経緯も踏まえると、アウェーチームが敵陣でボールを奪い、先制する展開には根拠があります。
レバンテにはプレスをかわす手段もあります。レアル・ベティス戦では、守備陣がロングパスで前進するイバン・ロメロを狙いました。今回もこの形を選べば、ロメロがアイメリク・ラポルテやアイトール・パレデスと競り合い、その後の攻撃につなげられます。一方、ロングパスの後にボールを回収できなければ、アスレティック・ビルバオが再び攻撃を始めます。レバンテは相手のプレスの強さに応じて、短いパスとロングパスを使い分ける必要があります。守備陣のパス1本から失点した試合もあるだけに、これは単にボールを持つ時間を増やすだけの問題ではありません。
レバンテのプレスがはまらなければ、反対側ではイニャキ・ウィリアムズが重要になります。レバンテが前線に選手を送り込めば、守備ラインの裏にスペースが生まれます。昨季の直接対決ではイニャキがそのスペースへ走り、2月の試合ではその侵入を止めようとしたレバンテのDFが退場になりました。テルジッチ体制ではロングパスの割合が減りましたが、レバンテのプレスを越える場面では、GKウナイ・シモンや中盤のルイス・デ・ガラレッタがロングパスを選ぶ可能性があります。カストロ監督が前線のプレスと守備ラインの間隔を保てなければ、積極的なホームでの戦い方がアウェーチームのチャンスに変わりかねません。
アスレティック・ビルバオがボールを長く保持する展開では、サンセトの不在が響く可能性があります。サンセトを欠いたバレンシア戦では約63%のボール支配率を記録しましたが、期待得点は0.59でした。アラベス戦でも24本のシュートのうち15本がペナルティーエリアの外からでした。これだけで今回も得点できないとは言えません。ただ、カナレスがボールをつなぐ間に、サンセトのようにDFの間へ入り込む選手が減れば、サイドからのクロスやミドルシュートで攻撃が終わる可能性があります。レバンテが連戦の疲れからプレスを弱め、自陣でコンパクトな陣形を保つ時間が長くなれば、アウェーチームは最近のドローと同じ課題に直面するでしょう。
レバンテにはセットプレーと交代選手による攻撃という強みがあります。レアル・ベティス戦では、コーナーキックやクロスからのヘディングで3得点しました。カストロ監督はバルセロナ戦とビジャレアル戦で60分ごろに3人を一度に交代させ、デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦の同点ゴールには途中出場のラトコフが絡みました。アスレティック・ビルバオが先制後に守備位置を下げれば、レバンテはデラのキック、空中戦、交代選手の飛び出しで同点を狙えます。アスレティック・ビルバオのセットプレーが今季特に弱いと確認されているわけではありません。ここでの見立ては、相手の弱点ではなく、レバンテが実際に得点してきた形に基づいています。
終盤の猛攻はレバンテに得点機をもたらす一方、カウンターの危険も生みます。昨季2月の直接対決では、レバンテは81分以降に2得点しましたが、攻撃の人数を増やした後にアスレティック・ビルバオに再び失点しました。ニコ・ウィリアムズが後半に投入されれば、疲れたサイドのDFに対して仕掛け、イニャキとともにレバンテの守備裏を狙えます。反対に、ニコが出場できない、あるいは短時間の出場にとどまる場合は、アウェーチームがリードを奪った後に追加点を狙う選択肢が減ります。どちらの展開になるにせよ、この勝負が成り立つにはレバンテが終盤まで攻撃の人数を増やせる体力を保つ必要があります。
3. 最終判断と結論
予想スコアはレバンテ 1-1 アスレティック・ビルバオです。アスレティック・ビルバオがレバンテの短い後方パスにプレスをかけるか、守備ラインの裏を突いて先制する可能性が高いと見ています。レバンテが追いかける展開になれば、アウェーチームは守備位置を下げるでしょう。それでもカストロ監督が交代選手を投入し、セットプレーの機会を作り、終盤に同点ゴールを決める展開をより有力と見ます。
レバンテは今季、後方でのパスミスから実際に失点しており、アスレティック・ビルバオは相手が前に出てくる試合で、プレスと素早い攻撃を生かして勝利しました。この点がアウェーチームの先制予想を支えています。一方、サンセトの欠場で先制後にペナルティーエリアへ飛び込む選手が減り、レバンテには75分以降の得点と積極的な選手交代が繰り返し見られました。アスレティック・ビルバオが直近のアウェー戦終盤に体力面の問題を抱えたことも考えると、1点リードを最後まで守り切るという予想には十分な根拠がありません。
市場はアスレティック・ビルバオの失点の少なさや直接対決での優位などを根拠に、アウェー勝利をより評価しています。守備力とレバンテにプレスをかける力は今回も有効ですが、サンセトが担っていた侵入役の不在は、先制点を勝利につなげる過程に影響します。この見立ては、レバンテが終盤まで攻撃の人数を増やせる体力を保つことが条件です。カストロ監督が言及した選手たちの不調によって攻勢を続けられなければ、アスレティック・ビルバオが先制点を守って勝つ可能性もあります。