Aリーグ開幕戦で古巣と対戦するウフク・タライの話題は多く出るでしょう。ただ、より実戦的なのは、どちらのチームがまだまとまりきっていないかを考えることです。シドニーFCは昨季のグランドファイナルに導いたパトリック・キスノーボ監督のもとで臨みますが、GKのガス・フーフスロートを手首の負傷で欠き、Aリーグデビューの可能性がある選手を5人メンバーに入れました。一方、ワンダラーズは顔ぶれが大きく変わったチームで、欠場者はいません。ただ、タライ監督は相手の誰よりもシドニーのロッカールームをよく知っています。
まずはシドニーです。AAPによると、キスノーボ監督が就任した時点でチームは残り4試合を残して5位におり、最後はオークランドFCに敗れて準優勝でした。私たちの試合記録では、直近の公式戦は9月9日のオーストラリアカップ、メルボルン・ビクトリーにホームで0-2と敗れた試合です。今節まで37日空いています。AリーグのIns and Outsページでは、フーフスロートのほか、アベル・ワラティ(足首)と新加入のジェイコブ・ファレル(鼠径部)も欠場とされ、GKにはハリソン・デヴェニッシュ=ミアーズが登録されています。Football360によると、20人の拡大メンバーには関根貴大、オリオラ・サンデー、ジェームズ・オーヴァリー、ジェイク・ホルマン、ガブリエル・ポポヴィッチが入り、デビューの可能性があります。監督は続投ですが、GKは未知数で、その周囲にも見慣れない顔が多い状況です。
次はワンダラーズです。クラブは20人の拡大メンバーを発表し、ニコラス・ミラノビッチが離脱期間を経て復帰すると伝えています。欠場者の発表はありません。私たちの記録では、直近の結果はセントラルコーストに5-1、アウェーでオークランドに3-1と好調です。ただし、どちらもクラブ親善試合なので、評価は控えめにしたいところです。公式戦の材料は限られており、タイガースFCに2-0で勝利し、オーストラリアカップでメルボルン・ビクトリーと0-0。私たちのデータでは、この2試合がタライ監督の就任後初戦でした。ミゲル・ディ・ピツィオ、リアム・ギリオン、ヘルマン・フェレイラ、パナシェ・マダンハら新加入選手は、クラブで初めて公式戦に出場する可能性があります。
両チームの状況がぶつかるポイントはここです。AAPは、昨季は出場時間が足りなかったと感じたシドニーのDF、ジョーダン・コートニー=パーキンスが、タライ監督に何かを証明したい選手が何人かいると話したことを伝えています。また、シドニーの幹部はタライ監督の契約延長オプションを行使しませんでした。そうした思いがダービーを盛り上げることもありますが、若く再編されたチームが序盤の20分にいつも以上に隙を見せることもあります。一方、タライ監督は報道陣に対し、自分のチームに集中していると話しました。シドニーの新GKと最終ラインが序盤から試されるか、そしてワンダラーズの新戦力が相手に脅威を与えられるかに注目したいです。
対戦成績は、今回の試合を考えるうえであまり参考になりません。私たちの記録にある直近3回のダービーは、ワンダラーズが1-0で勝利、シドニーが4-1で勝利、そしてシドニーがアウェーで2-0と勝利。いずれも今夏の変化が起きる前の試合です。昨季の結果は、別のチームによるものとして見るのがよさそうです。
出典:AAP(aapnews.aap.com.au)、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC(wswanderersfc.com.au)、AリーグのIns and Outs、Football360、私たちのDBの試合記録。