ニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツ対ウェリントン・フェニックスは、ボールを保持するホームチームと、待ち構えるアウェイチームという構図に見えますが、勝負の分かれ目は60分を過ぎてからの運動量になりそうです。ファジアーノ岡山対FC東京は、ハイマンツーマンプレスを仕掛ける側と、J1屈指の落ち着いたポゼッションを誇る側の対決です。前者の試合では過密日程が特定のユニットを直撃しており、後者の試合ではプレスの背後に明確なスペースが生まれます。
ニューカッスルはマーク・ミリガン監督のもとでチームを再建中です。リーグ戦では2試合とも約60%とボールをしっかり支配しているものの、いまだ勝利がありません。あらゆるレベルで繰り返されているのが、リードを守り切れない点です。プレストン、マッカーサー、京都相手にいずれも前半をリードして折り返しながら、1勝も挙げられませんでした。
対するウェリントンは対照的なスタイルです。2試合ともボール支配率では下回りながらもシュート数では相手を上回り、奪った4ゴールのうち3ゴールは後半に生まれています。直近の得点も交代出場のウォーカーからビドワへのホットラインでした。
ニューカッスルの鍵を握るユニットは守備陣です。日本への遠征を挟みながら、6人の選手がほぼフル出場で2試合を戦ったばかりで、ローテーションできる予備のサイドバックもいません。クラフは休養をとったため、ニューカッスルも立ち上がりの1時間は良い動きを見せられるはずですし、ウッドのPKやコーナーキックには走力も不要です。一方のウェリントンは相手より2日多く休養を取れており、メンバーも固定されています。空中戦に強いパイパーと、そのこぼれ球を狙うデュランが揃っています。
ニューカッスルが序盤から攻勢に出て、最初の交代枠を使ったあたりからウェリントンが盛り返す展開になるとみています。ホームチームが先制したとしても、次に起こる可能性が最も高いのは同点ゴールでしょう。だからこそ、私はウェリントンが負けない展開(不敗)を支持します。
松橋力蔵監督率いるFC東京は、ショルツと稲村隼翔を経由してボールを動かし、前半をタイで折り返してから終盤に勝ち越す試合が多く見られます。現在リーグ戦7試合連続で失点がなく、直近4試合はこの同じバックラインで無失点を維持しています。負傷者リストに並ぶ選手たちはいずれも以前からの離脱者であり、この無失点記録には関わっていません。
岡山は休養十分で、ホームでルカオをターゲットマンに据え、コーナーキックを量産しながらマンツーマンでプレスをかけてくるでしょう。しかし、そのプレスには代償も伴います。川崎戦では相手のプレスに対し、ボール奪取からわずか6本のシュートで立て続けに2ゴールを奪われました。また、岡山はチャンスを作っても決定力を欠いており、その試合でも20本のシュートを放ちながら枠内はわずか2本にとどまりました。
注目すべきマッチアップは、稲村が石原へ通す対角のロングフィードです。これが相手のプレスラインを飛び越え、サイドの選手にスペースでの守備を強いることになります。東京のロースコアな結果も、決定力不足によるものではありません。ルヴァンカップの水戸戦での敗戦はメンバーを入れ替えて臨んだものであり、柏戦のドローではチャンスを量産し、その後の水戸戦では同じメンバーで11本の枠内シュートを放ちました。
最初の20分間は岡山が良い時間帯を作るでしょうが、やがて東京が試合を落ち着かせ、60分過ぎからは選手層の厚いベンチ陣を投入してくるはずです。そのため、引き分けもカバーしつつ、私はFC東京を支持します。