サムスン・ライオンズと起亜タイガースの決戦では、両チーム先発投手の直近の傾向が大きな焦点になります。V・ファーレン長崎と東京ヴェルディの一戦は、前線でボールを収める力、ボールの先へ走り込む選手、得点後の攻め直しが鍵を握る、また違った展開になりそうです。どちらの試合も、看板となる最近の成績より、最初のコンタクト後にどう動くかが重要になると見ています。
前回の対戦では、フラードが内角高めの球と外角へのチェンジアップで起亜の打者を抑えました。オラーは球速を保っていましたが、打ちやすい球が真ん中に集まりました。その後、サムスンはディアス、リュウ、パク、チェからも貢献を得ています。キム・ドヨンを打順の上位に置く起亜の采配と、チョンが終盤に後続を支えた実績を踏まえると、投手交代も勝負の重要なポイントです。
両監督はこの試合の先発にフラードとオラーを指名しました。起亜はヤンを控えに置き、サムスンはウォンを救援で起用できます。キム・ソンビンは脚の状態に制限があると報じられていましたが、前の試合に出場して2安打を記録しています。欠場が決まったわけではなく、起用負担が気になる状況です。両チームとも休養日を挟んでいます。序盤はサムスンの投手陣に優位があり、得点につながる手段も十分あると見て、サムスン・ライオンズの勝利を予想します。
長崎のホームでの攻撃は、ジュニオール・ジョナタン、マテウス・ジェズス、そして周囲の選手が少ないパスで連係する形が持ち味です。東京ヴェルディはボールより前に出る選手を増やしており、熊取谷の動き、一美のボールキープ、溝口のクロスなど、異なる形で攻められます。前に出る分、ボールを奪われた後には長崎が攻め込めるスペースも生まれます。
染野は出場停止明けで復帰可能となり、森田も直近の途中出場で貢献しています。前線の選手全員がそろって先発するとは限りませんが、異なる組み合わせを選べる状況です。林は前回途中交代しており、現時点でのコンディションはまだ分かりません。序盤は最初の連係が試され、その後はリードが入れ替わったり、選手交代があったりする中で、さらに攻撃の機会が生まれると見ています。前線のランニングと、ボール奪取後に生まれるスペースを踏まえ、長崎対東京ヴェルディは得点の多い試合になると予想します。