日本で行われるAFCチャンピオンズリーグ リーグフェーズの2試合。どちらも、ボールを保持したいチームが、ボールを持たずに戦いたい相手とどう向き合うかが鍵です。鹿島では、攻撃の手数で勝利を重ねるホームチームが、アウェーでは守備に追われ、被シュート数も多いポハンを迎えます。大阪では、ガンバ大阪の攻撃的なスタイルがJ1以外のチームを相手にチャンスを生み出す一方、カウンターを受けるスペースも残しています。ブリーラム・ユナイテッドは、まさにそのスペースを突くチームです。
まずは鹿島です。直近のホーム6試合で16得点を挙げ、ホームで勝った試合はいずれも2点差以上でした。ニューカッスルに7-1、ガンバ大阪と長崎に2-0、甲府に3-1で勝っています。得点者も複数にわたります。ニューカッスル戦ではチャヴリッチがハットトリックを達成し、徳田、鈴木、レオ・セアラも得点しています。一方、ポハンはアウェーで苦戦しています。蔚山戦ではボール支配率が29%にとどまり、直近4試合のうち3試合で20本以上のシュートを許しました。直近のアウェー6試合は未勝利で、5得点12失点です。
ポイントは、鹿島のプレスと、プレッシャーを受けて直近3試合連続で機能していないポハンのビルドアップです。ポハンが反撃するなら早い時間帯でしょう。西矢健人のCKや、鹿島のサイドバックが残す背後のスペースをワンデルソンやテイシェイラが速攻で突く形が考えられます。レオ・セアラは筋肉系の問題から練習に復帰しましたが、鹿島の攻撃は彼だけに頼っているわけではありません。鬼木達監督は非常に重要な一戦だと話しており、鹿島が手を緩める様子はありません。
鹿島が先制すれば、勝ち点0のポハンは追いかけるしかありません。そうなれば、鹿島のホームでの勝利は後半に差が広がる傾向があります。そこで私たちは、鹿島が複数点差で勝つと予想します。
続いて大阪です。ガンバ大阪はこの大会で対戦した格下の2チームを相手に、いずれも期待得点2を上回り、4得点と3得点を挙げました。一方で、直近10試合のうち9試合で失点しています。その多くは、ボールを持たせたうえで素早くカウンターに出るチームに奪われたものです。清水はボール支配率が3分の1ほどでも2得点を挙げ、ACLで対戦した格下2チームも得点しました。ガンバのGK陣も、今大会の2試合とも期待値以上に失点しています。
ブリーラム・ユナイテッドは、まさにその展開に持ち込めるチームです。ドゥーガルが守備の前をカバーする役割に復帰し、ビッソーリ、シンマー、チャウシッチもカウンターに出られる状態です。2試合で勝ち点1のブリーラムは結果が必要なため、僅差の敗戦で満足するわけにはいきません。ガンバが先制すれば、ブリーラムは前に出ざるを得ません。ブリーラムが先制した場合も、ニューカッスル戦で逆転したときのようにガンバは攻め続けるでしょう。どちらに転んでも両チームが得点すると見て、私たちはガンバ大阪とブリーラム・ユナイテッドの両チーム得点を予想します。