今回のACB2試合は、どちらも同じ構図です。ユーロリーグ勢が遠征続きの過酷な1週間を終え、地元ファンの前での開幕戦に向けて丸1週間準備してきたホームチームと対戦します。バレンシアはサラゴサへ、FCバルセロナはムルシアへ乗り込みますが、どちらもヨーロッパでのアウェー戦から中2日足らずです。この脚と準備の差に、両試合とも賭けます。
バレンシアは10日間で5試合目です。リヨンでの逆転勝利から43時間足らずでサラゴサの試合を迎えます。今季これと似た過密日程は一度だけで、ホームでレリダに100-105と敗れました。その試合では相手に33本のフリースローを与え、リバウンド争いでも負けています。サラゴサは長期離脱中のバンゴを除けば、ほぼ万全の布陣です。監督はテンポを握り、リバウンドを制し、ターンオーバーを避けたい考えで、疲れた本命を競り合いに持ち込むには理想的な形です。
過去の対戦成績に出てくる大差の試合は、今回はあまり参考になりません。バレンシアは9人の新戦力を迎え、サラゴサもチームを作り直しています。現在の顔ぶれで1か月前に中立地で対戦した際は、万全だったバレンシアが終盤に突き放して88-81で勝っただけでした。
FCバルセロナはイスタンブールでの勝利から2日後にムルシアへ入ります。14日間で5試合目です。そのイスタンブール戦では、インサイド陣のネボ、マクンドゥ、エブボミワンの3人を欠いていました。そのため小型で外中心のラインナップを組まざるを得ません。対するシト・アロンソ率いるムルシアは、フィジカルで守備第一の試合を狙っています。ムルシアは直近10試合で1試合平均83.3失点です。
またムルシアは昨季のレギュラーシーズンでFCバルセロナに2戦2勝で、ホームで84-83、バルセロナで81-78でした。6月のプレーオフで大敗した相手は、その後に監督が代わり、11人の新戦力を加えたFCバルセロナです。1週間かけて戦術を練ってきたムルシアには、ホーム開幕戦を接戦の我慢比べに持ち込む好機があります。