成績表だけでは、実際のスタイルのぶつかり合いが見えにくい2試合です。蔚山では、モービスの主な武器であるインサイドの得点とフリースローが、今季の全試合でLGが見せてきた弱点にぶつかります。東京では、アルバルクの大差勝ちは主に下位チーム相手。一方、茨城はリーグ上位との対戦で黒星を重ねてきましたが、大敗は一度もありません。どちらも、評判ほど一方的な展開にはならなさそうです。
モービス対LG。モービスは2ポイントシュートで得点を重ねます。プリムとベイズリーは、2ポイントを1試合平均約24本、成功率55%近くで決め、チームは1試合あたり約19本のフリースローを獲得して77%を沈めています。対するLGは、ターンオーバーが少なく、3ポイントを多く打つチームです。ただ、インサイドの守備には課題があり、マレイが出場した試合も含め、どの試合でも相手に2ポイントを51〜64%で決められています。
鍵を握るのは、マレイがプリムのポストプレーやベイズリーのドライブにどう対応するかです。マレイは復帰しましたが、目のけがの影響でゴーグルを着用し、前回は30分の出場でファウルを5つ犯しました。前回の試合では、彼がベンチに下がるとLGには実質的なセンターがいませんでした。タマヨも万全ではないと報じられており、ユ・ギサンの復帰で加わるのも、約10分起用できるシューターであって、チームの形を変える存在ではありません。
LGのボール管理は確かですが、スティールは1試合あたり約4本にとどまるため、モービスのターンオーバーから得られる追加の攻撃機会は2〜3回ほどでしょう。勝敗を左右するのはLGの3ポイントで、勝った試合では普段以上に当たっていました。前半はモービスがポストプレーとフリースローで主導権を握り、マレイがベンチにいる時間帯に試合が動くと見ています。接戦の終盤では、フリースローの差も響きそうです。ホームのモービスを支持し、1〜2ポゼッション差の勝負を見込んでハンデを取ります。
アルバルク対茨城。アルバルクは8勝1敗ですが、2桁点差で勝った相手は佐賀、大阪、秋田、千葉、川崎でした。琉球と群馬との試合では、得失点差がプラス11、マイナス11、プラス14と接戦もありました。茨城は開幕から7連敗しましたが、広島、ドルフィンズ、ネオフェニックス、群馬、ブレックスといった相手には、毎回1〜12点差で敗れています。直近では2連勝して乗り込んできます。
アルバルクの最も明確な強みはフリースローです。ウイングやビッグマンが多くのファウルを誘い、茨城もフリースローを多く与えています。これは数点分の価値がありますが、茨城に接戦を強いた上位チームも同じフリースローの優位を持っていました。茨城は相手の3ポイント成功率を約30%に抑えており、アルバルクが大差をつける試合で見せた高いシュート量を封じる要因になります。茨城も外角から得点できるため、終盤まで食らいつけるでしょう。オルブリッチはシーズンを通してアルバルクを離れており、すでに今のチーム状態に反映されています。
前半は接戦となり、後半に入ってからアルバルクがフリースローと第3クォーターの連続得点で引き離す展開を予想します。茨城が強豪に敗れた他の試合と似た流れです。茨城が大差で敗れる展開ではなく、最後まで競り合うと見て、茨城を支持します。