この試合で最も不安なのは、スパルタ自身の攻撃です。創造性を生み出す中盤の選手を欠き、チーム得点王はここ2試合を欠場。ヨーロッパリーグでも、シュートの大半は遠い距離からでした。一方、AFCボーンマスは無失点が続いており、アウェーではボールを相手に渡して速攻を狙うなど、まったく異なる戦い方をします。打ち合いになるというより、スパルタがそもそもボックス内まで攻め込めるかが問われる試合になりそうです。
スパルタは前線からプレスをかけ、中盤を経由して攻めたいところですが、カラベツとリネスは足首の負傷で欠場です。チーム得点王のメルカドもふくらはぎに問題を抱え、直近2試合を欠場しました。スパルタはその2試合で無得点。ホームでのカップ戦はオストラバに敗れ、ボヘミアンズ戦はスコアレスドローでした。ヨーロッパリーグではオリンピアコス戦で枠内シュートは1本。ホームのリレストロム戦ではシュート数こそ多かったものの、半数以上がペナルティーエリア外からで、決定機はほとんど作れませんでした。
AFCボーンマスは5試合連続で無失点です。そのうち何試合かは相手に枠内シュートを許しましたが、GKが対応しました。ヨーロッパリーグでの唯一のアウェー戦、レアル・ソシエダ戦では、ペトロビッチが4本のセーブを記録し、そのうち3本はボックス内からのシュートでした。アウェーではボールを半分も持たなくても構いません。マンチェスター・ユナイテッド戦でもサン・セバスティアンでも深く構えて速攻を狙い、スペインでは早い時間に2点をリードしました。
ボーンマスの中盤ではスコットとトートが離脱していますが、新しいニュースではありません。2人とも6連勝中から欠場しており、アダムズとクックが穴を埋めてきました。新たに欠場するのは右サイドバックのフアンル・サンチェスだけですが、そこではスミスが先発を続けています。
スパルタはホームの勢いを受けて序盤から攻め、コーナーキックを獲得するでしょう。一方のボーンマスは中盤で構えて、ボールを奪う機会を待つと見ています。ボーンマスが先制すれば、スパルタは創造性のある選手を欠いたまま追いかける展開になり、カウンターを狙う相手に好都合です。スコアが動かなければ、スパルタの有力な得点手段はセットプレーかロングシュートでしょう。この守備を相手にするには、かなり限られた道です。
この予想には2つの的中パターンがあります。スパルタの攻撃が、失点を止めている守備陣に封じられるか、ボーンマス自身が得点できないかです。そこで、得点するのはどちらか一方のチームだけという予想に賭けます。