ハンブルガーSVとトゥールーズの試合は、どちらも機能している攻撃の連携と、まだ不安定な守備の受け渡しのせめぎ合いという構図になっています。HSVは中央でのコンビネーションや配球からモフィへとボールを届けることができ、対するボルシア・メンヒェングラートバッハはボール奪取後に鋭い脅威を生み出します。トゥールーズの前線への飛び出しとRCストラスブールのサイドからのトランジションも同様に、最初のプレッシャーを突破した先で誰がボールを受けるかを巡る戦いとなります。
ハンブルクでの一戦では、グロンベクがフランクフルト戦ですでにモフィへ好パスを配給しており、カップ戦でも中央とサイドの両方からの仕掛けで決定機を作っていました。グラードバッハはモヒャ、ハック、スカリーを通じて反撃を見せており、シュトゥットガルト戦では様々な位置からペナルティエリア内にボールを送り込む連携が機能していました。さらにHSVのセットプレーも有力な得点ルートとなっており、リーグのプレビューでも、ホームでのセットプレーの決定率の高さとグラードバッハ側のセットプレー守備の脆さが指摘されています。
HSVの欠場している中盤の戦力は直前のリーグ戦でも不在でした。グラードバッハの主力アタッカー陣もクラインディーンスト不在、あるいはオノラが先発を外れた状態でも機能しており、今節のオノラは途中出場要員として報じられています。ディクスの復帰はメンバー入りの選択肢にとどまり先発できるかは不透明で、橋岡大樹についても報道によって見解が分かれています。
プレスとサイドからのサポートが機能することで攻撃の応酬が生まれ、先制点が入れば追いかける側が前がかりになってさらにスペースが生まれると見ています。そのため、ハンブルガーSV対ボルシア・メンヒェングラートバッハの一戦はゴールが生まれる展開を予想します。
トゥールーズはマルセイユ戦で無得点に終わったものの、ロウやトーマス・ヨルゲンセンには決定的なパスを受けるチャンスが確実にあり、枠内シュート7本を記録して後半は相手を押し込み続けました。ストラスブールはレンヌ戦でグラウンダーの配球とハイプレスからのボール奪取によって失点しています。その一方でオセール戦では、ゴドがヤシンへクロスを合わせ、その後もトランジションからヤシンがゴドを走らせるなど、退場者が出るまでは良い形を作れていました。
トゥールーズはドンヌムの出場停止により連携の起点となっていた先発メンバーを1人欠き、アムグの出場資格問題によってベンチの選択肢も狭まっています。それでもロウ、テングシュテット、ヨルゲンセンが攻撃の中心を担う見込みです。ストラスブールはオセール戦で機能していたメンバーからパニチェッリとバルデがすでに不在だったため、ハーダーの周囲で確立されたゴド、ヤシン、レイナの連携ラインは維持されています。
試合の立ち上がりは、トゥールーズの最初のパスと、ストラスブールがサイドのアタッカーをフリーにできるかどうかが焦点となるはずです。両チームのボールの受け手の位置関係に加え、追いかける展開になったチームによって生まれるスペースを考えると、スコアが動く展開を十分に期待できます。そのため、トゥールーズ対ストラスブールの試合でもゴールが生まれる展開を予想します。