順位表以上に各チームの台所事情が物を言うUEFAチャンピオンズリーグの2夜です。一方は対戦相手と比べて明らかに戦力の中軸が手薄なチーム同士の顔合わせ、もう一方はチャンスを量産されがちな両守備陣と主力を欠く攻撃陣の対決で、後者は得点劇に発展するのが常です。
シャフタール・ドネツク対スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル:シャフタールは守護神、エースストライカー、司令塔、そしてセンターバックの1人を欠いています。強豪を相手にしたチャンピオンズリーグでのチャンス創出数は、ゴール期待値で見ても得点が約1点、失点も1点をわずかに上回る程度にとどまっています。対するスポルティングはポゼッションとペナルティエリア内からのシュート数で優勢に立っています。直近で危なげなく戦えたアウェイのカサ・ピア戦でも、相手を大きく上回る質の高いチャンスを作り出し、快勝を収めました。
スポルティングの最終ラインもやりくりが続いており、ホームでのヴィゼウ戦の敗戦が示すように取りこぼす可能性はあります。それでも主導権を握るべきはスポルティングであり、敵陣やゴール前を支配できれば、戦力の削がれたシャフタール相手なら現実的な展開と言えます。そのため、今回は引き分けならベット額が返還される条件も含め、スポルティングの負けなしを支持します。
マンチェスター・ユナイテッド対ASローマ:直近10試合で両チームの守備陣ともに1試合あたり約1.5のゴール期待値を献上しており、両チームの直近5試合はすべて合算のチャンス創出数が2前後かそれを大きく上回っています。ユナイテッドは両サイドバックを欠いているため、ローマのサイドからの分厚い攻めを受けるスペースを与えてしまいます。一方のローマも控えゴールキーパーを起用しているため、攻撃陣に欠場者がいるとはいえ、ユナイテッドのクロスやセットプレーは実質的な脅威となります。
ユナイテッドが1試合に約1点ペースでしか奪えていないことを考えると、ロースコアの1-0に落ち着く展開も考えられますが、この守備陣相手ならローマだけでも2ゴールを挙げる力があります。先制点が生まれた後はオープンな展開になると予想し、ここはゴールが多い展開に賭けます。