この2試合は、守備陣に綻びを抱えるチーム同士の対戦です。フランクフルトとハンブルガーSVは5日前にも対戦し、追いかける展開になると、応急処置のような守備陣を敷いていたハンブルガーSVは崩れました。今回はさらに手薄です。トリノの一戦も、両チームの守備陣には相手の攻め筋と重なる弱点があります。共通しているのは、相手がゴールに迫るルートと守備の穴が重なっていることです。
まずはフランクフルト対ハンブルガーSVです。5日前のカップ戦では、前半はハンブルガーSVがシュート数で上回るなど優勢で、0-0で折り返しました。しかしボルナウが負傷交代すると、フランクフルトはコーナーキックの流れから先制。さらにハンブルガーSVが前に出てできたスペースを突き、走り込む選手に2点を加えられました。監督も選手もほぼ同じで、相手も同じです。
今週はハンブルガーSVのセンターバック陣がさらに弱体化しています。ヴシュコヴィッチとカパルドは欠場、顔面を負傷したボルナウも出場が不透明で、中盤で守備を支えるレンベルクとナディルも不在です。一方、フランクフルトはブラシエが復帰し、全員が出場可能だと報告しています。ハンブルガーSVには依然としてウイングバックの攻め上がりという武器があり、好調なグロンベクもいます。シュートを許しがちなフランクフルト相手なら、ゴールを奪う可能性は十分あります。ただ、ビエイラとポウルセンを欠くアウェーでの攻撃は迫力に欠けます。さらにポルツィン監督はより積極的な戦い方を望んでおり、カップ戦でフランクフルトに突かれたのと同じスペースが生まれそうです。
前半は競った展開になると見ていますが、フランクフルトが先制すればハンブルガーSVは前に出ざるを得ません。そこでエブヌタリブ、ウズン、クナウフら控え選手がスペースを見つけるはずです。だから今回は、フランクフルトの複数得点差での勝利を予想します。
続いてユヴェントス対SSCナポリです。ユルディズ、コンセイソン、ゴンサレスを欠くユヴェントスは、セットプレーやウイングバックのクロス、後半の選手交代を頼りに攻めてきました。今週のナポリはセンターバックが最も不安なポジションです。ブオンジョルノとバディアシレが欠場し、ラフマニはインフルエンザ明けで復帰したばかりです。ナポリは直近2試合のリーグ戦で、クロスやコーナーキックからヘディングで3失点しています。
一方、ナポリの最も頼れる攻め筋は、ポリターノのクロスとマクトミネイの遅れての飛び出しです。対するユヴェントスは直近10試合のうち7試合で失点しています。中盤では両チームとも普段のリズムを作る選手を欠いており、ロボツカ、ロカテッリ、トゥーラムはいずれも不在です。試合を支配するより、攻守の切り替えやこぼれ球の争いが増えそうです。
前半は慎重な展開になるかもしれませんが、どちらも先に失点しても反撃の手段があり、それを使う時間も残されています。ユヴェントスはジェグロヴァとボガをベンチから投入する見込みです。トリノでは両チームがゴールを決めると予想します。