イラワラ・ホークスはアップテンポで得点力の高いオフェンスを展開する一方で、守備の崩壊が目立ち、トランジションディフェンスの甘さから100点以上を失点することも珍しくありません。対するタスマニア・ジャックジャンパーズは規律ある手堅いバスケを展開し、テンポのコントロールやハーフコートでの遂行力、粘り強いディフェンスからのストップに重きを置いています。一方、シーホース三河は後半のゲーム運びとアウェーでの堅守に定評があり、とりわけ第3クォーターで強さを発揮します。対戦相手の仙台89ERSはホームでの立ち上がりの良さと高確率のフリースローを武器としていますが、勝負どころの最終クォーターで守備強度が落ちる傾向があります。
NBLの対戦では、メイソン・ピートリングがシーズン絶望となったことで、イラワラのインサイドの選手層が厳しく試されることになります。タスマニアとしては、マジョック・デングら主力不在とはいえ、この弱点を突いて高確率のシュートチャンスを作りたいところです。また、タスマニアのガード陣はターンオーバーを抑え、イラワラにイージーな速攻からの得点を与えず、ハーフコートディフェンスで受けて立つ展開に持ち込む必要があります。イラワラは地元ファンの後押しを受けて序盤からペースを上げ、ハイスコアな展開に持ち込もうとするはずです。しかし、タスマニアがその序盤の猛攻をしのげば、持ち前の規律あるハーフコートオフェンスで後半のテンポを支配できるはずです。市場のオッズは怪我人の多さからアウェーのタスマニアを過小評価していますが、タスマニアはチーム戦術を徹底すれば勝てることを証明してきましたし、イラワラの守備には依然として大きな隙があります。そのため、ここはタスマニア・ジャックジャンパーズの勝利を支持します。
B.LEAGUEの試合では、中2日の過密日程となる仙台に対し、三河は5日以上の休養を取って臨めるという大きな日程面のアドバンテージがあります。三河は第3クォーターで対戦相手を大きく突き放す傾向があり、これは仙台のスタミナを激しく消耗させるはずです。仙台の最大の強みはフリースローの高い成功率にあるため、三河としては終盤のファウルトラブルを避けることが肝心です。仙台はホームの後押しを受けて序盤から攻勢をかけ、前半は競った展開に持ち込むと見られます。しかし、疲労が色濃くなるにつれて、足が止まり始めた仙台の隙を突き、三河が得意の第3クォーターの猛攻で抜け出す展開が予想されます。三河の組織力は、試合終盤に息切れしやすい仙台の弱点を的確に突いており、勝機は十分にあります。したがって、ここはシーホース三河のアウェーでの勝利を予想します。