オリンピック・マルセイユのポゼッションに対し、シュトゥルム・グラーツはボールを奪ったあと、近くでサポートを受ける選手を起点にした攻撃を得意としています。アウェイチームはサイドからの配球も武器ですが、直近の勝利でも相手に危険な位置まで攻め込まれる場面がありました。直近の攻撃連係を見ると、欧州の舞台での大敗だけで判断するより、競った展開になる可能性がありそうです。
ホームチームでは、ザイドルがヴァインハンドゥルやディアキテの近くでボールを受ける形が重要です。ウィーンでヴァインハンドゥルがディアキテにパスを通し、ダービーではザイドルが2度ディアキテを見つけました。マルセイユのサイドの選手が前に出ることで、こうした連係を生かすスペースが生まれます。トロワ戦とアンジェ戦では、ボールを多く持っても相手の次の攻撃を常に防げるわけではないことが示されました。
シュトゥルム・グラーツは負傷者が多く、選択肢が限られています。ただ、直近の連係を担った選手たちは、すでに欠場中の攻撃陣を欠いた状態でプレーしていました。フジャコフの負傷が確定し、ゴールキーパーはヘラツが務めます。マルセイユには復帰したホイビュアが加わりますが、先発するか、どれだけ出場するかはまだ決まっていません。
序盤はマルセイユがポゼッションで上回り、シュトゥルム・グラーツはボールを奪ったら孤立した味方にクリアするのではなく、近くの選手につなごうとすると見ています。後半に入ると、クロスやセカンドボール、途中出場の攻撃陣がより重要になりそうです。そこで今回は、シュトゥルム・グラーツが無敗を保つと予想します。