フィラデルフィア・セブンティシクサーズ対クリーブランド・キャバリアーズの一戦は、最初のスクリーンの後のパスの展開が勝負の分かれ目となりそうです。両チームともに複数の選手がクリエイションを担える強みを持っています。フィラデルフィアはすでに連携の取れたスクリーニングとディフェンスのスイッチを見せている一方、クリーブランドはモーブリーを起点とした一味違うロールやパスで揺さぶりをかけてきます。オクラホマシティ・サンダー対デンバー・ナゲッツも似た構図となっており、最初のアクションにプレッシャーをかける守備に対し、攻撃を再構築する多彩なルートを持つオフェンスが挑むマッチアップです。
シクサーズはマキシーを起点にしつつ、ジェームズ、ブラウン、エンビードが絡むプレーへと移行できます。開幕戦では層を重ねたスクリーンでアウトサイドシュートをフリーにしたり、ボナを絡めてマキシーがクローズアウトを攻めたりする場面も見られました。ブラウンが早い段階でスクリーナーへスイッチし、ジェームズが次のパスレーンを消す守備も、ナースHCにとってはエンビードのポジショニングを守る具体的な手立てとなっています。クリーブランドのオフェンスでは、最初のヘルプの背後でハーデンがモーブリーを見つけ、逆サイドからミッチェルが仕掛ける戦術的な駆け引きがポイントになると見ています。
最新の公式レポートでは、アレンとウェイドがQuestionable(出場不確定)にリストアップされています。アレンのインサイドでのフィニッシュ力とリムプロテクションはマッチアップを評価する上で重要な要素であり、彼が出場したとしてもシクサーズの攻撃の優位性は揺るがないと考えています。ウェイドは開幕戦を欠場しましたが、ボナ、サイモンズ、コールドウェル=ポープが出場しており、シクサーズには計算できるベンチメンバーの貢献があります。序盤はマキシーの積極的なアタックから始まり、選手交代が進むにつれてより綿密なスクリーンの応酬になると予想します。シクサーズは終盤にニューヨークに1点差まで詰め寄られた際にもしっかりと突き放しており、連動したオフェンスと追い上げられた場面で見せた対応力を評価し、シクサーズの勝利を支持します。
もう一つの試合では、ウォレスとカルーソがマレーにプレッシャーをかけてデンバーのオフェンスの出鼻をくじく展開が考えられますが、ナゲッツにはその最初のアクションの先でパスの起点になれるヨキッチが控えています。ゴードンとブラウンがフィニッシャーとしてのターゲットとなり、ジョンソンがスペースを広げます。プレシーズン最終戦ではデローザンとタイアス・ジョーンズがともにパスで存在感を示しており、セカンドユニットの時間帯でもオフェンスを組み立てられる陣容が整っています。
オクラホマシティのオフェンスの連動性は明確で、シェイがヘルプを引きつけ、マケインがアウトサイドでフリーを見つける形です。デンバーの先発ディフェンダーにとって、その最初のドライブを食い止めることが最大の任務となります。ストローサーの不在でリザーブのシュート力は落ち、スペンサー・ジョーンズも依然としてQuestionableですが、ゴードンがスターターに復帰する見込みであるため、カッティングやフィニッシュの選択肢が戻ってきます。オクラホマシティの欠場リストにある選手たちも開幕戦に出ていなかったため、直近のローテーションをそのまま基準に考えられます。
序盤はデンバーがヨキッチへどうボールを入れるかが試され、その後の選手交代でデローザンやタイアスがゲームメイクに加わってくる展開になると予想します。オクラホマシティは開幕戦で大量リードを奪いながらもサンアントニオに追い上げられ、最後はシェイとマケインが踏ん張って逃げ切りました。プレーメーカーを次々と切り替えられるデンバーには、そうした時間帯でも得点を重ねていける確固たるルートがあります。そのため、この試合はデンバーが僅差の好勝負に持ち込むと見ています。