このプレシーズン最終戦は、実質的に2試合を重ねたような展開です。前半は主力同士の対戦で、数字の上では互角に近い内容になりそうです。後半は控え選手たちの出番となり、そこで両チームの層の差が表れます。試合の行方を左右するのは、チーム名やプレシーズンの成績よりも、後半に誰がコートに立つかです。
プレシーズンの成績は、起用された選手を見れば説明がつきます。ヒューストン・ロケッツは先発5人(バンブリート、トンプソン、デュラント、スミス、シェングン)がそれぞれ約21〜24分出場し、ダラスで快勝しました。一方、デュラント、バンブリート、シェングンを休ませた試合では、ホームで2桁点差の敗戦でした。オクラホマシティ・サンダーはプレシーズンを通じて、アレクサンダー、ジェイレン・ウィリアムズ、ウォレスを18〜23分ほど起用し、その後は新人やツーウェイ契約の選手たちに長い出場時間を与える形を取っています。この若手中心のメンバーは、ホームでの後半2試合をいずれも約20点差で落としました。
前半の鍵は、サイズとプレッシャーのぶつかり合いです。オクラホマシティはガード陣の守備からターンオーバーを誘い、速い攻撃につなげたいところです。対するヒューストンはシェングンをエルボー付近で起点にし、オフェンスリバウンドを多く狙います。サンダーはホルムグレンがプレシーズンでまだ1分も出場しておらず、新人のマラも外に出てくるビッグマンへの対応に苦戦しています。この時間帯は、どちらかが数点リードする程度の接戦になると見ています。
欠場者の影響は後半に出ます。オウェは今季絶望で、夏の退団もあってサンダーの選手層はすでに薄くなっています。そのためスターツ、ディックス、バーンハイザー、プリチャード、ホリフィールドが、スマート、ボグダノビッチ、イーソン、シェパード、アダムズまたはカペラといった、ローテーションで実績のある選手たちを相手に出場機会を争うことになります。ダラス戦の勝利では、イーソンとシェパードがまさにその控えの時間帯を担いました。
予想する展開は、前半は互角で、サンダーが第3クォーター序盤に先発陣を下げたところが転換点になります。プレシーズンと同じように若手組がその時間帯を担うなら、ロケッツは第3、第4クォーターを通じて控えの力でリードを広げていくはずです。マケインのシュート力はサンダーがこの流れを崩す最大の武器ですが、一晩の好調だけではチーム構成の差は埋まりません。
ロケッツの先発は出場見込みとされ、予想先発5人も発表されています。誰かが新たに欠場となる情報もありません。先発同士はおおむね互角で、控えの層ではヒューストンが明らかに優位と見て、ホームのロケッツ勝利を予想します。