対照的な展開が予想される2試合です。ハンブルクでのカップ戦では、深く構えて反応するハンブルガーSVが、攻撃の形を模索中のフランクフルトを迎えます。試合は落ち着いた展開となり、得点も少なめから中程度に収まりそうです。トリノでは、コモのポゼッションとニコ・パスに対し、トリノはまさにそのエリアをカバーしていた選手を失ったばかりの中盤で対抗します。
ハンブルガーSV対フランクフルト。ポルツィン監督率いるHSVは、ボール支配率34〜40%で戦います。パーダーボルン戦では深い位置に5-3-2のブロックを敷き、セットプレーやセカンドボール、終盤のロングボールに頼りました。主な創造役のビエイラが筋肉の負傷で欠場し、ポウルセンとナディルも不在のため、流れの中から攻める手段はさらに限られます。フランクフルトはボールを持つチームですが、リーグ戦の直近2試合は1-0と0-1。ヒュッター監督自身も攻撃はまだ発展途上だと話しています。さらに、この両チームは5日間で2度対戦するため、フランクフルトは選手を入れ替える見込みです。
ハンブルクで注目したいのは、ナンジャ、ボルナウ、オマリによるHSVの新しい3バックと、エブヌタリブやクナウフらフランクフルトのランナーとの勝負です。HSVが深くコンパクトに守れば、背後のスペースは限られます。両チームの直近のリーグ戦は合わせて4試合すべて、前半を無得点で終えました。フランクフルトが多く得点したのはシーズン序盤のことで、相手の攻撃力が高くオープンな試合でした。今回のようなローブロック相手ではありません。終盤まで同点なら、両チームとも延長戦を見据えて慎重になるでしょう。こうした理由から、ハンブルクでは得点が抑えられる展開を予想します。
トリノ対カルチョ・コモ。ファブレガス監督率いるコモは直近10試合で、平均xGが得点1.9、失点1.2。トリノは得点1.3、失点1.4です。私が確認した試合では、パスは毎試合ゴールかアシストを記録しています。コモがマンチェスター・ユナイテッドやフィオレンティーナから得点した試合では、キーン、ディアオ、ロドリゲスはいずれも不在でした。トリノの3連勝は、いずれも同程度の相手から挙げたものです。今季、より力のあるアウェーチームを迎えた唯一の試合では、ローマが2-0で勝利し、トリノのxGは0.86に抑えられました。
鍵となるのは、トリノの3バックの前にあるポケットでパスがプレーできるかどうかです。そこをカバーしていたのはマンドラゴラでしたが、前節に負傷交代し、今回は欠場します。そのため、ギネイティスかジムが若手の守備的な役割を担います。トリノの有力な攻め手は、右サイドのベルガリがコモの高い位置を取るサイドバックを突くことです。また、コモにとって10日間で4試合目となる疲労も気になります。ただ、土曜の試合ではハーフタイムに選手交代があり、ラモン、ミージャ、バトゥリナはフレッシュな状態です。こうした理由から、引き分けをカバーする形でコモを予想します。