【26-27 リーグ・アン】リール対RCランス プレビュー キックオフ:10月31日 05:05(日本時間)
リールはリーグ最少失点を誇り、RCランスは直近の公式戦すべてで失点しています。ただし、このダービーで注目すべきなのはその記録以上に、リールが実際にどれだけチャンスを許しているか、そしてRCランスがどう攻略するかです。
1. 試合概要と両チームの状況
リールはリーグ戦8試合で6失点にとどまっていますが、期待失点の合計は13.02です。モナコとのアウェー戦ではシュートを20本打たれながら、ベルケ・エゼルの5セーブもあって1-1で引き分けました。失点が少ないからといって、相手にチャンスを与えていないわけではありません。公式戦では直近4試合勝利がありません。攻撃では、相手の守備が整う前にボールを奪って前進する形が効果を発揮しました。一方、スタッド・ブレスト29戦で早い時間に失点すると、低い位置に構える相手の守備を崩すのに苦労しました。オリヴィエ・ジルーも、相手の先制点がカウンターを狙う展開に有利に働いたと話しています(Made in Foot、10月18日)。
タンギ・ニアンズは退場による出場停止、ティアゴ・サントスは負傷で欠場します(リール公式サイト、10月25日)。2つのポジションにはナタン・ンゴイとマキシマ・ゴフィが入る見込みです(Eurosport、10月29日)。ゴフィは前の試合で、攻撃エリアからのシュートにも関与しました。新たに組まれる守備ラインのサイドは、RCランスのウイングバックの攻め上がりを食い止める必要があります。
RCランスは、9月にヤニック・カユザックが就任してからリーグ戦4試合で3勝を挙げました。直近のリーグ戦2試合で記録した5得点には、すべてフロリアン・トヴァンが絡んでいます。パリFC戦では、途中出場のトルガン・アザールがトヴァンと攻撃を組み立て、逆転に貢献しました。カユザック監督は、相手が密集して守る場合はトヴァンを中央に移すこともあると話しています(Lensois、10月29日)。トヴァンをサイドに固定しない考えです。
オドソンヌ・エドゥアールとアブダラー・シマの欠場により、RCランスは前線の交代要員が限られます(Lensois、10月28日)。アザールが先発すれば、パリFC戦で見せた後半からの投入という選択肢はなくなります。フランヨ・イバノヴィッチが先発なら、後半にアザールを起用できます。両チームとも前の試合から6日間空き、来週はチャンピオンズリーグを戦います。RCランスはアウェーサポーター不在でこのダービーに臨みます(Foot-sur7、10月29日)。過去のリールのホームでの連勝にはカユザック就任前の試合も含まれるため、今回の戦術を考える直接の根拠にはしにくいでしょう。
2. マッチアップ分析
最初のポイントは、トヴァンとリールの新しい守備ラインの対決です。トヴァンはサイドからクロスを上げることも、2列目の内側でボールを受けることもできます。RCランスのウイングバックが攻め上がった際、リールのサイドバックがサイドの選手と内側に動く選手の両方に対応することになれば、リールのウインガーも守備に戻る必要があります。ダヴィデ・アンチェロッティがトヴァンを重要な選手と評し、チームのバランスを強調したのはそのためです(Lensois、10月29日)。中盤の選手がトヴァンを追い続ければ、リールが高い位置でボールを奪うために使える人数も減ります。
逆に、RCランスのウイングバックが前に出れば、リールにはカウンターのチャンスが生まれます。リールはモナコ戦で、相手陣内でボールを奪うと素早くつなぎ、得点しました。エタン・ムバッペとディラン・バクワが高い位置に残れば、RCランスのウイングバックの背後を狙えます。サイドでどちらが先にボールを奪うかによって、両チームの主な得点パターンが変わる試合です。
2つ目のポイントは、先に失点したあとの攻め方です。RCランスはトヴァンのコーナーキックやクロスからも得点しています。一方、リールは直近のブレスト戦とガラタサライ戦で、コーナーキックから失点しました。RCランスが先制して5バックに下がれば、リールはブレスト戦のように整った守備を崩さなければなりません。反対にリールが先制しても、それで勝負が決まるわけではありません。RCランスはパリFC戦でリードを許したあと、アザールの投入をきっかけに逆転しました。ただ今回は前線の選手が少ないため、先発の選択が後半の対応にも影響します。
3. 最終判断と結論
市場はリールの順位の高さ、ホーム無敗、リーグ最少失点を理由に、ホームチームをわずかに有利と見ています。私たちが異なる見方をするのは、最少失点の中身です。リールはリーグ戦8試合で、実際に許したチャンスの数に比べて失点を抑えてきました。今日は守備ラインの2つのポジションも入れ替わります。RCランスの最大の攻撃手段であるトヴァンとウイングバックのサイド攻撃が、まさにその変化にぶつかります。
RCランスも直近の公式戦10試合すべてで失点しています。リールには、ボールを奪った直後のカウンターやセットプレーから得点する根拠があります。ただし、RCランスが1失点することと、リールが勝つことは別の話です。リールがトヴァンへのボール供給を減らせれば、RCランスの攻撃は大きく弱まるでしょう。しかし、新しい守備の組み合わせでその対応を試合を通して続けられるかは不透明です。トヴァンを軸にRCランスがリールの新しい守備ラインを攻略して上回り、リールも1点を返す試合になると見ます。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:負け — トヴァンとウイングバックのサイド攻撃は、ニアンズとティアゴ・サントスが欠場し、ゴフィが入るリールの守備ラインを狙えます。リールのカウンターの道筋は、RCランスが先行して5バックに下がれば限られます。 ハンデ -1:負け — リールはリードすると守備ラインを下げ、エゼルに頼るチームです。2点差をつける根拠は乏しく、勝負もRCランスに傾くと見ます。 オーバー/アンダー 2.5:オーバー — トヴァンのサイド攻撃と、RCランスのウイングバックが攻め上がった後のカウンターがともに機能しそうです。RCランスは直近の公式戦10試合すべてで失点しています。