SVエルフェアスベルクとマインツは、データ上はいずれもロースコアとハイスコアの両極端な展開になりやすいチームに見えますが、スコアが伸びないのは特定の相手と戦う時だけです。エルフェアスベルクは相手が深く引いてボールを持たせてくると攻めあぐね、マインツは消極的なチームに対して沈黙する傾向があります。しかし、今節はお互いにとってそうしたタイプの相手ではありません。ともにオープンな戦い方をするチーム同士の激突であり、オープンな相手に対する両チームのこれまでの成績もまさに同じ展開を示唆しています。
ヴィンセント・ヴァグナー監督率いるエルフェアスベルクは、ボールを保持する必要がありません。ホームのアウクスブルク戦ではポゼッション率が40%だったにもかかわらず、開始30分足らずで3得点を挙げました。ダイレクトな縦へのランニングや1対1、そしてベンチから投入されるアタッカー陣で相手を苦しめており、クラッテンマッハーやシュマールが試合終盤にゴールを決めています。オープンな中位チームであるグラードバッハ戦やアウクスブルク戦は、いずれも4-3という壮絶なスコアで決着しました。無得点に終わったのは、ウニオン戦やシャルケ戦、そしてカップ戦のダルムシュタット戦であり、いずれも引いて守る相手でした。
ウルス・フィッシャー監督率いるマインツは、攻撃的なウイングバックを置く3バックを採用しており、1試合平均約18本のシュートを放つ一方で、失点も非常に多いです。ホームではPKの献上や早い時間帯の失点が見られ、守備の防波堤となるアンカーのコーアを欠いたまま今シーズンを戦い続けています。縦に速く攻めてくるチーム(HSV、フランクフルト、グラードバッハ、レヴァークーゼン、ブレーメン)と対戦した試合は、例外なく大量のゴールが生まれています。
勝負のポイントとなるのは、マインツのゴールの多くをお膳立てしている左ウイングバックのカシと、エルフェアスベルクの右サイドとのマッチアップです。エルフェアスベルクはライプツィヒ戦でギャメラが負傷交代して欠場リスト入りしており、ピンクケルトの出場も微妙で、代役にはジルヒが起用されています。その一方で、エルフェアスベルクの攻撃陣が攻め込むマインツの3バックは、リーグ戦7試合中5試合で2失点以上を喫しています。
両チームとも開始30分以内に得点を奪う傾向があるため、序盤から活発な試合展開が期待できます。どちらが先制したとしても、もう一方は攻勢に出ざるを得ず、それはオープンな展開を好む両チームにとって好都合です。双方が火曜日にカップ戦を戦っており、試合終盤の疲労はこうしたカードにおいて守りを固めるというより、むしろ試合をさらにオープンにさせます。そのため、この一戦は両チームが得点を奪い合う展開になると見ています。