ここで苦しい状況にあるのはノリッジではなく、ダービーです。リーグ1勝で23位に沈み、1試合あたりの得点は1点未満。負傷者が相次いだ守備陣を組み直し、ウイングの選手を右サイドバックで起用する見込みで、この試合に臨みます。ノリッジはボールを保持し、サイドから攻めます。リーグ戦は13試合連続で引き分けがありません。ダービーの弱点を突く展開が見込まれるなか、ダービーがそれに応じるだけの得点を挙げられるかが焦点です。
ユースタス監督の下、ダービーは直近10試合で期待ゴールが約1、実得点も1試合平均1点に届いていません。ホーム直近4試合では2得点にとどまります。攻撃の形はモリスへのクロスと、中盤からの遅れての飛び出しです。守備ではフォーサイス、テイラー、ランガス、キャッシュイン、マーキンの負傷でやりくりを強いられ、シェフィールド・ユナイテッド戦とミルウォール戦では多くの決定機を許しました。ミルウォール戦では開始17分以内に3点を奪われています。
注目のマッチアップは、ムサバとブルックス対ダービーのサイドバックです。ジョンストンはミルウォールの先制点の場面でかわされ、ヘッジズは本職がウイングです。クヴィストガーデンは中盤に下がって連係に加わります。ワトフォード戦の終盤に2得点をアシストしたときも、そうしたプレーを見せました。マグホマも中盤から前に出てきます。ノリッジはコーナーキックも多く獲得します。ダービーにはモリスの空中戦や、ブリュースターがコルドバの背後を突く攻めがあります。十分に得点を狙える形ですが、攻め手は限られています。
ダービーには中盤で新たな離脱者が出ました。オゾーはミルウォール戦で負傷交代し、欠場が見込まれます。そのため、動きの遅いモワットがマグホマに狙われるスペースをカバーしなければなりません。クラークが練習に復帰したことはセンターバック陣にとってプラスですが、サイドバックの問題や手薄な攻撃陣の解消にはつながりません。
前半はゆっくりした展開になると見ています。今季のノリッジは、得点の大半を後半に挙げているからです。ノリッジが先制すれば、ダービーは脆さのある守備陣のまま前に出ざるを得ず、カウンターやセットプレーからノリッジが追加点を挙げる展開が期待できます。ダービーの攻撃は、反撃で2点を取ることがほとんどありません。以上から、ノリッジのアウェー勝利を予想します。