この試合では、ボールを保持したいブリスベンと、新監督の下でこれまでほとんどボールを持たずに戦ってきたオークランドが対戦します。オークランドは前線の大柄なターゲットマンへロングボールを送ってプレッシャーを逃れてきましたが、その選手は出場停止です。王者はコーナーキックと終盤のカウンターに頼ることになりそうで、ブリスベンのGKのリスタートに対するプレスも、より対応しやすい相手を狙えます。王者の看板やこの会場での過去の勝利より、今の両チームの戦い方を重視します。
ブリスベンはホームでのパース戦で3-5-2を採用し、試合を支配しました。ボール支配率は57%、シュート数は14対7、枠内シュートは6対1でした。オールドレッド、キング、マイエロニを経由してじっくり組み立て、ナム・テヒが創造性を発揮する中心となります。相手GKやセンターバックにも積極的にプレスをかけます。開幕戦の先制点は、GKのパスをカットして生まれました。
ペドロ・モレイラ体制で2試合を終えたオークランドは、メルボルン・シティとのホーム戦でボール支配率42%、ウェスタン・シドニー戦では38%でした。ウェスタン・シドニー戦での2得点はいずれもコーナーキックからで、モレイラ監督自身もオープンプレーの改善が必要だと話しています。
鍵を握るのは、ブリスベンのプレスとオークランドの逃げ道の攻防です。ウェスタン・シドニー戦でウォードが蹴ったロングボールの多くはサム・コズグローヴに向かい、90分間で空中戦に6回勝ちました。そのコズグローヴが出場停止となるため、クリアボールの行き先として確かなターゲットがいなくなり、ブリスベンの中盤にボールが戻ってくる展開が続きそうです。次の勝負どころはナムとガジェゴス、ブリマーの対決で、オークランドはこのエリアでハウイーソンも欠いています。
オークランドの最大の武器は、ヴィチェリッチ、ピナカー、サカイを生かした練度の高いコーナーキックの形です。新しい3バックの背後を守る18歳のGKが狙われます。ブリスベンが喫した唯一の失点は、プレッシャーを受けた際の最終ラインのミスからでした。そのため、カウンターでのベイリスとブルックも大きな脅威です。
ブリスベンがボールと陣地を支配し、先週5失点したオークランドは規律ある守備ブロックを敷くと見ています。先制点は長い時間のオープンプレーからよりも、ボール奪取やロングシュート、セットプレーから生まれる可能性が高く、慎重な両チームの対戦だけに引き分けも十分あり得ます。
そのため、ホームのブリスベン・ロアーを、引き分けもカバーする予想で支持します。オークランドはダイレクトな攻撃の軸となる選手を欠き、オープンプレーでの攻撃もすでに迫力を欠いていました。ブリスベンのプレスとポゼッションは、まさにその弱点を突くものです。