このAFCチャンピオンズリーグ リーグフェーズの試合は、両チームの立場が入れ替わる展開が鍵を握ります。アル・アハリ・ドバイは、引いてカウンターを狙う形で大陸の舞台において最高の結果を残してきましたが、今節はホームで相手の低い守備ブロックを崩さなければなりません。対照的にエステグラル・テヘランは、今大会で実際に得点を奪ってきた得意の形で臨むことができます。さらにアル・アハリ・ドバイは数日前にカップ戦の延長戦を戦ったばかりで、攻撃陣の離脱者も重なるため、点差の開かないロースコアの接戦が予想されます。
ジャルディネ監督率いるアル・アハリ・ドバイのグループリーグ2勝はいずれも僅差でした。ホームでのトラクター戦はユリ・セザールの得点で1-0、アウェイのアル・イテハド戦はシュート数で大きく下回りながらもカウンターからアズムンが早い時間帯に2得点を奪って2-1で勝利しています。どちらの試合も、自ら相手を崩し切らなければならない展開では試されていません。今回はユリ・セザールの出場が微妙で、セイフィが欠場、ガンディプールも欠場または不透明となっており、攻撃の崩しの選択肢が狭まっています。
エステグラルの狙いは、アル・サッド戦での勝利を見ても明らかです。ボール保持にはこだわらず、コンパクトな守備ブロックを作り、アサニとサハルキーザンを起点とした素早い縦への攻撃を仕掛けます。アル・サッド戦では放った9本のシュートのうち7本が枠を捉えました。ホームでサイドバックを押し上げてくる相手に対し、このカウンターは今節で最も危険な攻撃パターンとなるでしょう。
アル・アハリ・ドバイにとって最も効果的な道筋はシュート数を重ねることです。エステグラルは被シュート数が多く、アル・ガラファ戦ではGKファラバシのセーブに頼る場面が目立ちました。そのため、アル・アハリ・ドバイが先制し、その後にアズムンが背後のスペースを突く展開が最大の脅威となります。しかし、アル・アハリ・ドバイは5日前のプレジデントカップで120分間戦っており、直近の試合でも引き分けで終わることが多くなっています。
前半から試合開始60分まで同点のまま推移すれば、アル・アハリ・ドバイは疲れた足元で攻め上がらざるを得ず、背後にスペースを晒すことになります。また、勝ち点6で並ぶ両チームにとっては引き分けも十分に受け入れられる結果です。そのため、今回はエステグラルが敗戦を免れる展開を支持したいと思います。