どちらの試合も、攻め手を失ったチームがどうゴールに迫るかが焦点です。水戸は主力の前線を欠いてホーム戦に臨み、広島は疲労を抱えながらも、ほとんど失点しない守備陣を擁しています。メルボルンでは、シティがボールを支配しても、クリーンシートを狙うシドニーの守備ブロックにクロスを跳ね返され続けています。天候もシティには不利です。どちらの試合も、ボールを持つ側が少ないチャンスを生かすために苦労しそうです。
水戸ホーリーホック対サンフレッチェ広島。広島は3-4-3でボールを保持し、ポゼッションは6割ほど。直近10試合で7度の無失点を記録しています。水戸は低い位置に構え、リーグ戦では直近5試合で1得点にとどまっています。主将の渡邉新太と内野航太郎が欠場し、守備陣も2人を欠きます。いずれもFC東京に大敗した試合のメンバーには入っていなかったので、今回新たに判明した情報ではありません。これが現在、水戸が実際に起用している顔ぶれです。
鍵を握るのは、水戸の急造前線と荒木、広島の3バックの対決です。荒木は清水戦で空中戦を10回制しており、ロングボールで活路を見いだすのは簡単ではありません。広島は2日の休養を挟む試合がこれで8試合連続となります。地元のプレビューによれば、ボールを保持して試合をコントロールする方針です。ペースが落ちれば、水戸が必要とするトランジションも減ります。疲労で広島の攻撃が鈍ったとしても、スコアレスドローや僅差の決着は十分ありそうです。そこで、水戸は攻め手を見つけられないと予想します。
メルボルン・シティ(オーストラリア)対シドニーFC。シティはリーグ戦2試合ともボールを多く持ちながら、枠内シュートは5本と3本にとどまり、その多くはクロスからでした。シドニーのセンターバック、ポポヴィッチとパーキンスはそのクロスに強く、ポポヴィッチはウェスタン・シドニー戦で空中戦を8回制し、クリアも12回記録しています。キスノーボ率いるシドニーは、同じ守備陣とGKを後ろに置いたコンパクトなブロックを敷き、リーグ戦2試合の枠内シュートをそれぞれ2本、3本に抑えました。
両チームとも前節からメンバーは変わらず、前節の先発同士の対戦になります。にわか雨や雷雨の可能性があり、風も強まる予報です。クロスとシュートを決めきる精度に影響しそうで、シティの主な攻め手には不利です。シティが序盤から押し込み、シドニーはコンパクトな守備を保ちながらサンデーを通じてカウンターを狙う展開を予想します。接戦になりそうです。そこで、メルボルンのこの試合はロースコアになると予想します。