このプレーオフの試合では、レギュラーシーズンの平均成績よりも立ち上がりの走者の出塁が重要になってきます。両チームの先発投手ともに中盤イニングまで投げ切る見通しはあるものの、どちらの打線も相手のちょっとした隙につけ込んで一気に試合を優位に進める力を持っています。最初にどちらがブルペンへ継投するかが、終盤の展開を左右するはずです。
起亜タイガースは、開幕戦でも得点につながったように、カストロ選手やナ・ソンボム選手の前でキム・ドヨン選手とパク・ジェヒョン選手を塁に出す形を作れています。一方のサムスン・ライオンズは第2戦で打順を変更し、パク・スンギュ選手を上位に上げ、ク・ジャウク選手を指名打者に起用、そしてレフトにチェ・ヒョンウ選手を復帰させました。これによりク・ジャウク選手、ディアス選手、チェ・ヒョンウ選手の前に走者を置くことができ、この3選手が絡んで一挙4得点のイニングを生み出しました。
白川投手はレギュラーシーズンのサムスン戦を被打率こそ低く抑えたものの、14回3分の2を投げて11四球を与えています。一方のチェ・ウォンテ投手は登板間隔が空いているため、起亜タイガースとしては早い回に走者を出し、早めの継投に持ち込めるかが鍵となります。ク・ジャウク選手とチェ・ヒョンウ選手は直近の試合に出場しており、ウォン・テイン投手も第2戦の9回を無失点で切り抜けたことで、サムスンとしては終盤の心強い選択肢となっています。
両打線ともに序盤から相手先発にプレッシャーをかけ、リリーフ陣が落ち着く前にどちらが最初の好機を得点に結びつけられるかで勝負が決まると見ています。サムスンの組み直された中軸打線なら、白川投手の過去の制球面の課題を突いて、より確実に走者を生還させられるはずです。そのため、私はサムスン・ライオンズの勝利を支持します。