ホームのカザフスタンですが、新監督の下で戦った直近3試合を見る限り、チャンスを多く作れるチームには見えません。フェロー諸島は無敗で、ここまで全試合引き分け。相手よりボールを持てない試合でも、チャンスを作り続けています。注目したいのは、実際にシュートを作れているのはどちらか。その答えは、ここまでのところフェロー諸島です。
1週間前の初戦は引き分けに終わりましたが、互角の試合ではありませんでした。ボール保持率ではカザフスタンが上回った一方、シュート数はフェロー諸島が大きく上回り、ボックス内からのシュートは10本対3本、枠内シュートは5本対1本でした。スコアは同点でも、チャンスの質には明らかな差がありました。
カザフスタンがホームでモルドバと対戦した試合も、同じ傾向を示しています。ボールを約3分の2支配し、シュートを19本放ちながら敗れました。モルドバは前半終了直前に先制し、後半開始直後にはコーナーキックから追加点を挙げています。監督は毎試合先発メンバーを入れ替え、ゴールキーパーも変えているため、頼れる形がまだ定まっていません。直近3試合の攻撃面の期待ゴール数も低く、そのうち2試合は0.5ゴールを大きく下回っています。
フェロー諸島のスロバキア戦も、同じ流れでした。スロバキアが試合の約3分の2でボールを持ちましたが、シュート数はフェロー諸島と同じで、ボックス内からのシュートはフェロー諸島のほうが多く、コーナーキックから同点に追いつきました。試合を支配して勝つチームではありません。コンパクトに守り、セットプレーで得られるものを生かし、終盤まで粘り強く戦います。
予想は、ボール保持率には表れていなくても、相手より多くのチャンスを作ってきた側です。カザフスタンにはホームの利とセットプレーという得点ルートがあり、私もまずその点を考えました。それでも、直近の試合を見る限り、ここでカザフスタンのほうが上だと判断する材料は足りません。