本命チームの普段の強みが、それを封じるのに最も適した相手とぶつかる2試合です。名古屋ダイヤモンドドルフィンズの大勝劇は相手のターンオーバーを誘発することから生まれていますが、滋賀レイクスはリーグ屈指の手堅いパス回しを誇るチームです。韓国では、ソウル三星サンダースが無敗を維持している要因がペイントエリアの強さにあり、対する高陽ソノ・スカイガンナーズはリーグ最悪のインサイド守備となっています。どちらの試合も、一見した対戦成績の印象以上に接戦になる可能性を示しています。
名古屋は8勝0敗でスティール数リーグ首位を走り、1試合あたり約18.5回のターンオーバーを誘発してそこから約23得点を奪っています。29点差と30点差をつけた2度の大勝は、いずれも21回、25回のターンオーバーを犯したチームが相手でした。しっかりボールを守った唯一の強豪チームであるサンロッカーズ渋谷(ターンオーバー10回)に対しては11点差での勝利にとどまり、名古屋も第4クォーターの猛攻でようやく引き離しました。名古屋の8勝中5勝は、下位チーム相手であっても10〜12点差の勝利でした。
滋賀はアシスト数でリーグトップに立ち、過去10試合のボックススコアを見てもターンオーバーはわずか9〜15回に抑えています。上位陣との対戦でも、敵地での京都戦は1点差、広島戦は6点差、SR渋谷戦は7点差の惜敗でした。10月28日の故障者リストを見ても滋賀に離脱者はおらず、名古屋の唯一の離脱者も今季ずっと不在のままです。鍵となるのは、名古屋のスティールが最も増える第3クォーター序盤の時間帯です。ここで滋賀のパス回しが持ちこたえれば、名古屋はそれほど高確率ではない3ポイントシュート頼みのハーフコートオフェンスを強いられることになります。そのため、私はアウェイの滋賀が僅差の勝負に持ち込むと予想します。
高陽での一戦は、守備力とリーグ得点王のケレム・カンターを擁する三星が8勝0敗で乗り込みます。三星はリーグ最少の平均77.3失点に抑え、2ポイント成功率はリーグ最高の59.7%を記録しており、ターンオーバーもめったに犯しません。一方のソノは2ポイント成功率でリーグワーストの62.5%を許しており、三星の最大の武器がソノの最も手薄な守備を直撃する形となります。ソノの最大の武器である1試合あたり約40本の3ポイント攻勢も、リーグで最も堅牢な守備と対峙することになります。
私たちはこの構図をすでに見せつけられています。10月11日の対戦では、ソノが三星相手に17本の3ポイントを決めたにもかかわらず、三星がフリースローを獲得してインサイドで着実に得点を重ねたため、82-81でソノが敗れました。10月25日の試合では三星のローテーションメンバーが全員出場し、カンターは韓国ガス公社戦で23得点9リバウンドを記録、両チームともに新たな離脱者は報告されていません。ソノは試合終盤にリードを守りきれない場面が目立ち、三星は接戦をことごとく制し続けているため、ワンポゼッション差での決着が本線と考えられます。そのため、私はアウェイの三星を支持します。