[26-27 チャンピオンシップ (イングランド)] ポーツマス vs スウォンジー 分析プレビュー キックオフ: 11月4日 04:45 (日本時間)
ポーツマスの直近の無敗記録とスウォンジーの2位という順位は、それぞれ異なる攻撃面の課題を覆い隠しています。ポーツマスがホームで上位チームを相手に攻撃のチャンスを作り出せるか、スウォンジーは中盤のビルドアップに不確定要素が生じてもアウェイで優位を維持できるかが焦点となります。
1. 試合概要および両チームの現状
ポーツマスはリーグ戦直近5試合で3勝2分けを記録していますが、直近3試合の3得点の内訳はオウンゴール、交代選手の決勝点、セットプレーのこぼれ球を押し込んだものでした。バーンリー戦(アウェイ)では枠内シュートがゼロに終わっています。Sports Moleは新たな負傷者がいないことから、ジョン・ムシーニョ監督がバーンリー戦と同じスタメンを送り出す可能性があると報じました(11月2日)。そうなれば、直近3試合で無得点の前線が再び先発し、トーマス・ワディンガムとタイリース・シェイドが後半の攻撃の変化を担う可能性が高いとみられます。実際のバーンリー戦でもエイドリアン・セゲチッチとライアン・カヴマ・マックイーンが後半立ち上がりに交代しており、Sky Sportsは交代後にポーツマスの動きが改善したと評価しました。
コルビー・ビショップ、ジョン・スウィフト、ケシ・アンダーソンの離脱は、スタメン以上に攻撃の選択肢に影響を与えています。ビショップの代役候補であるアブ・カマラとシェイドは、すでに2列目のスタメンや交代要員として起用されています。また、直近のホーム5試合で9得点という記録も対戦相手を踏まえて見る必要があります。その5試合の相手はいずれも今季10位以下のチームであり、上位チームと対戦した直近2試合はアウェイでした。ホームでの攻撃力がスウォンジーを相手にも発揮できるかは、その記録だけでは判断できません。
スウォンジーは2位につけているものの、直近のアウェイ4試合では2勝2敗、4得点9失点にとどまっています。前節のブラックバーン・ローヴァーズ戦(4-0)ではジョセフ・オポクのサイドアタックとスティーヴン・ウェルシュのロングパスが得点につながりました。ただし、その試合では相手DFのミスも絡んでおり、ゴール期待値(xG)2.33から4得点を奪った形でした。先制点を挙げたスティーヴン・エウスタキオは鼠径部の痛みで出場が不透明です。ヴィトール・マトス監督も様子を見守るとコメントしています(BBCの報道を伝えたYahoo Sports、11月2日)。またムサ・クンフォロ・イェオも欠場が見込まれており、セットプレーのセカンドボールをつなぐ役割が低下する懸念があります。両チームとも中2日での過密日程ですが、スウォンジーはブラックバーン戦で一部の主力を早めにベンチへ下げています。
2. マッチアップ分析
1つ目の焦点は、スウォンジーの中央の組み立てとポーツマスのマーロン・パック、イヤド・モハメドのマッチアップです。スウォンジーはボールを保持して前進を図りますが、ウェストハム・ユナイテッド戦やクイーンズ・パーク・レンジャーズ戦では中盤でボールを失った直後に失点を喫しました。ポーツマスが2枚のボランチの前に2列目を配して中央へのパスコースを遮断し、ボールを奪い返すことができれば、オープンプレーからの得点が不足しているスタメンでも短い距離からゴールに迫るチャンスが生まれます。一方でスウォンジーは、ウェルシュの対角ロングパスによって中盤を経由せずに前進することも可能です。エウスタキオが出場できない場合は中央での崩しの選択肢が減るものの、ポーツマス守備陣はそのロングパスが向かうサイドや背後を警戒しなければなりません。
2つ目の焦点は、オポクが仕掛けるサイドの攻防です。オポクはブラックバーン戦で相手DFをかわして先制点をアシストし、自らもゴールを決めました。ポーツマスはザック・スワンソンとジェイデン・メゴマがサイドの守備を担う見込みです。ポーツマスが中央の守備に比重を置くほど、オポクや攻め上がるサイドバックが攻撃に絡むスペースが広がります。ポーツマスの2列目がサイドのカバーに回る場合、ボール奪取後に攻撃へ移る人数と体力が鍵を握ります。ムシーニョ監督が最近の試合で後半にワディンガムやシェイドを投入して好機を作っている理由も、今節ではいっそう重要度を増します。
セットプレーも両チームの得点確率を左右する要素です。ポーツマスはウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦でセットプレーのこぼれ球から同点に追いついた一方、スウォンジーはクイーンズ・パーク・レンジャーズ戦(アウェイ)でCKからのヘディングで失点しています。逆にスウォンジーの攻撃セットプレーでは、イェオの欠場が見込まれます。両チームともに相手守備を継続して崩し切るというよりは、特定の局面でゴールを奪う根拠のほうが明確です。
3. 最終判断および結論
ロースコアの引き分けと予想します。スウォンジーがボールポゼッションで上回ったとしても、ポーツマスの中央守備を突破して枠内シュートを十分に放つのは難しいとみられます。エウスタキオが欠場すれば縦パスの選択肢が限られ、イェオの不在もセットプレーの攻撃力に影響を与えます。ポーツマスもバーンリー戦と同様のスタメンであれば、得点は後半の交代カードやセットプレー頼みになりがちです。どちらかが先行したとしても、ポーツマスの後半の攻撃強化とスウォンジーのサイド攻撃により、追いついてドローに持ち込む展開が考えられます。
海外オッズの評価は観測期間中にスウォンジー支持へと傾きました。ブラックバーン・ローヴァーズ戦の4-0勝利やポーツマスのバーンリー戦無得点が注目を集めていますが、スウォンジーの大勝はホームで相手守備のミスにも助けられた結果でした。私たちはそのスコア以上に、本日のエウスタキオの出場不安とポーツマスの中央守備・後半の選手交代がどのように噛み合うかを重視します。この見通しを変える条件はエウスタキオの先発出場です。彼が中央からの前進を担い、オポクのサイドアタックへと展開できるなら、スウォンジーのアウェイ勝利の可能性は高まります。
[最終見解・マーケット別] 勝敗(1X2): 引き分け — スウォンジーはエウスタキオの出場不安により中央からの前進力が落ち、ポーツマスは同じ先発陣では攻撃が停滞しており、両チームともに勝利を支持する材料が乏しいと判断します ハンデ (+1): ポーツマス勝利 — スウォンジーの2点差以上の勝利を推す根拠は薄く、1点リードの展開になってもポーツマスの後半の選手交代やセットプレーによって追いつかれる筋書きが成り立ちます アンダー/オーバー (2.5): アンダー — 両チームとも主力の得点源を欠いているか、直近で得点力を欠く陣容で臨みます