【26-27 AFCチャンピオンズリーグ リーグフェーズ】アル・ヒラル vs アル・アハリ・ドバイ 試合分析・プレビュー キックオフ:11月4日 03:15(日本時間)
アル・ヒラルが長い時間ボールを持って攻める展開になりそうです。その時間をアル・アハリ・ドバイがしのいだあと、アズムンを起点にどれだけ速く前進できるかが勝敗を左右します。
1. 試合概要と両チームの状況
アル・ヒラルは国内リーグ11試合で勝ち点30を獲得し、首位に立っています(マスラウィ、10月31日)。シュート数は多いものの、得点差は攻撃量に見合うほど開いていません。アル・ファテ戦ではシュート23本、期待得点3.59を記録して2-0で勝利。一方、アル・ハズム戦ではシュート21本を放ちながら1-0にとどまりました。今日はフィニッシュの形にも変化が必要です。クレセンシオ・サマーフィルは出場停止の最終戦を迎え、ガブリエウ・マルティネッリはハムストリングの負傷で欠場します(ワイエススコアーズ、11月2日・ゴール・ドットコム、11月1日)。サレム・アル・ドサリとPKキッカーのルベン・ネベスの欠場も確定しました(スラティ、11月3日)。オリー・ワトキンスを狙うスルタン・マンダシとテオ・エルナンデスのクロスは残っていますが、個人突破や追加点を担う選手は少なくなりました。
シモーネ・インザーギ監督の先発起用も重要です。10月28日のアル・シャマルSC戦では、出場時間上位11人のうち9人を先発から外し、1-3で敗れました。その後、主力の大半を戻したアル・ファテ戦は2-0で勝利。インザーギ監督はコンディションの良い選手を起用すると話し、最終的な先発は当日の練習後に決めると伝えられています(ゴール・ドットコム、11月2日)。主力の多くは10月28日に休んでいるため、全員に同じ疲労を当てはめることはできません。
アル・アハリ・ドバイはこの大会で3戦全勝です。サルダル・アズムンはアル・イテハド戦で2ゴールを決め、エステグラル・テヘラン戦では2得点をすべてアシストしました。アンドレ・ジャルディネ監督はエステグラル・テヘラン戦で0-0のまま迎えた58分に2人のFWを投入し、交代で入った2人がともに得点。守備を保ちながら、カウンターと交代策で試合を動かせるチームです。ただ、6日間の休養があったものの、リヤド到着は11月2日の夜で、現地での準備時間は短くなりました(エマラート・アル・ヨウム、11月2日)。
2. マッチアップ分析
最初のポイントは、アル・ヒラルのクロスとアル・アハリ・ドバイのペナルティーエリア守備です。マンダシのクロスをワトキンスが仕留めたアル・サッドSC戦の先制点のように、ホームチームは今日出場できる選手だけでも得点機を作れます。ただ、マルティネッリとサマーフィルが不在なら、個人突破で相手を引きつけてからクロスを上げる場面は減るでしょう。アル・アハリ・ドバイが守備陣をあらかじめペナルティーエリアに配置すれば、ワトキンスは複数の相手と競り合うことになります。ホームチームには最初のクロスだけでなく、相手がクリアしたボールを拾って再びシュートにつなげる攻撃も必要です。
もう一つは、アル・ヒラルがボールを失った直後にアズムンへ通るパスです。ホームチームが敵陣で長く攻めれば、アル・アハリ・ドバイはボールを奪ってから素早く前線につなげられます。アズムンはカウンターを自ら仕上げ、エステグラル・テヘラン戦ではラストパスから得点も演出しました。カリドゥ・クリバリが率いる守備陣と、ネベス不在の中盤を担うモハメド・カンノ、モハメド・マハザリは、最初のパスを防がなければなりません。アル・アハリ・ドバイは前半からこの形を狙い、得点が生まれなくても、ジャルディネ監督が繰り返してきた60分前後の同時交代で攻撃を立て直せます。ホームチームは欠場者の影響で、同じ時間帯に投入できる攻撃の選択肢が限られます。
3. 最終判断と結論
アル・ヒラルの1点差勝利を予想します。ホームチームはワトキンスを狙うクロスで先制を狙え、敵陣で攻める時間も長くなりそうです。アル・アハリ・ドバイは低い位置で守り、アズムンのカウンターと後半の交代策を狙いますが、ホームチームが長くボールを持てば、カウンターの回数は限られます。アル・ヒラルが先行してもアウェーチームの反撃の脅威は残るため、大差で押し切るというより、リードを守る試合になりそうです。
市場がアル・ヒラルの大きな優位を見込む背景には、リーグ首位の成績、ホーム開催、ワトキンスを軸とする攻撃があるようです。勝利の方向性には同意しますが、点差は別の見方です。直近2試合の2-0勝利で追加点となったゴールは、どちらも今日欠場するネベスのPKでした。アル・ドサリも不在で、サマーフィルとマルティネッリも出場できません。一方、アウェーチームにはエステグラル・テヘラン戦で58分に投入された2人の攻撃的選手が得点した実績があります。ジャルディネ監督は守備と試合のペース調整を重視しています(アル・アハリ・クラブ、11月2日)。ただし、インザーギ監督が10月28日と同じように主力の多くを再び先発から外せば、ホームチームの後半の攻撃力は落ちる可能性があります。その場合、アウェーチームの交代策が1点差勝利の見立てを覆すこともあり得ます。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:勝ち — 欠場者にかかわらずワトキンスへクロスを送る形は残っています。アウェーチームは試合前日の夜に到着しており、現地での準備時間も短いため、長い攻撃時間を生かしてホームチームが先制する可能性が高いでしょう。 ハンデ -1:引き分け — 直近2試合の2-0勝利で2点目となったゴールは、いずれもネベスのPKでした。ネベス、サマーフィル、マルティネッリ、アル・ドサリが不在となるため、流れの中から2点差をつける道筋は細くなります。 アンダー 3.5 — ホームチームの得点はクロスとワトキンスのボックス内での動きに集中し、アウェーチームの得点は数少ないカウンターや交代後の時間帯に限られそうです。勝利のシナリオに必要な得点をすべて考慮しても、合計が3点を超える展開にはなりにくいでしょう。