【26-27 AFCチャンピオンズリーグ リーグフェーズ】柏レイソル vs 大田ハナシチズン 分析プレビュー キックオフ:11月3日 19:00(日本時間)
柏レイソルがボールを保持するなか、大田ハナシチズンがペナルティーエリア手前を守り切れるかが勝負の分かれ目になりそうです。両チームとも後半の交代で攻撃に変化を加えた経験があり、先発メンバーだけで90分間の攻撃力を判断するのは難しいでしょう。
1. 試合概要と両チームの現状
柏レイソルは最近の試合で、敵陣でボールを奪い返したり、左サイドで相手DFをかわしたりして得点する場面が続いています。浦和レッズ戦では相手の後方でのパスミス直後に小泉佳穂が先制点を挙げ、終盤にも小泉のボール奪取から久保藤次郎のゴールが生まれました。鹿島アントラーズ戦では遠藤渓太と山内日向汰が左サイドから得点機を作りました。一方、相手がミスなくコンパクトな守備を保てば展開は変わります。ラーチャブリー戦ではペナルティーエリア内から10本のシュートを放ったものの、6本を相手にブロックされ、0-0で終わりました(データセンター)。
柏レイソルは先発を大きく入れ替えた試合でも、後半に主力を投入しています。浦和レッズ戦では前の試合から先発を9人変更し、細谷真大、古賀太陽、山内を後半に投入しました(サカノワ、10月31日、フットボールチャンネル、11月1日)。ホームでは強力なメンバーを起用してきたとの報道もあります(インターフットボール、11月2日)。予想先発は発表されておらず、今日の攻撃陣は試合直前まで流動的です。
大田ハナシチズンの強みは、この大会での守備です。3試合での失点は2で、京都サンガF.C.、上海海港、ヴィッセル神戸を相手にした試合の期待失点はそれぞれ0.03、0.36、0.52でした(データセンター)。一方、直近の全北現代モータース戦まで2試合連続で無得点です。サイドからのクロスや、ディオゴ・オリベイラとチュ・ミンギュの空中戦は武器として残っていますが、攻撃のつなぎ役を担っていた石田雅俊はハ・チャンレとともに遠征に帯同していません。ファン・ソンホン監督も、石田の不在で連係が難しくなっていると話しました(インターフットボール、11月2日)。大田ハナシチズンは全北現代モータースとのアウェー戦を終えて柏へ移動しました。イ・ミョンジェは連戦と早い時間の移動で選手たちが疲れていると明かしています(インターフットボール、11月2日・3日)。
2. マッチアップ分析
柏レイソルが長くボールを保持する展開では、大田ハナシチズンはラーチャブリーのようにペナルティーエリア手前を固めて対応する可能性が高そうです。柏レイソルは相手が後方でボールを失えば素早くシュートまで持ち込めますが、ラーチャブリー戦では密集した守備を前に放ったシュートの大半がゴールに届きませんでした。遠藤と山内が左サイドで相手DFをかわしてシュートコースを作るか、途中出場の細谷が守備陣の間を突く必要があります。大田ハナシチズンが陣形を保てば、柏レイソルの保持時間が長くなっても決定機は限られるでしょう。
大田ハナシチズンは柏レイソルが前に出た後にボールを失う瞬間と、サイドからのクロスを生かしたいところです。ヴィッセル神戸戦では相手の高い位置からのプレスの後にミスを誘い、カウンターにつなげました。金泉尚武プロサッカーチーム戦では、ハーフタイムから出場したディオゴがキム・ボンスのクロスに頭で合わせて得点しました。柏レイソルも鹿島アントラーズ戦で、左サイドからのクロスを起点とするシュートで失点しています。ただ、石田が不在では、ボールを奪い返してから前線でキープし、味方につなぐ流れが弱まります。柏レイソルがボールを失った直後に守備の位置を整えれば、大田ハナシチズンの攻撃はロングパスやクロスにより頼る展開になりそうです。
後半は両チームとも交代で変化をつけられます。大田ハナシチズンは、前半をリードされて終えた直近の公式戦4試合で3勝1分けを記録しました(データセンター)。先制点を許した後の成績と同じではありませんが、後半の戦い方を考える材料にはなります。柏レイソルも浦和レッズ戦では、後半から入った選手が得点に絡みました。今日は主力を維持したままアウェー移動もこなした大田ハナシチズンが、交代前まで守備の陣形をどこまで保てるかが重要です。
3. 最終判断と結論
柏レイソルが後半に大田ハナシチズンの守備を一度破り、そのリードを守ると予想します。大田ハナシチズンはこの大会で相手に大きな好機を与えておらず、大差がつく根拠は乏しいでしょう。ただ、攻撃のつなぎ役だった石田の欠場と直近2試合の無得点は、ビハインドから追いつくうえで負担になります。ディオゴ・オリベイラやチュ・ミンギュを狙うクロスは残されていますが、柏レイソルの守備を何度も崩す手段は限られます。
市場は柏レイソルのホーム優勢に加え、得点が増える可能性も高く見ています。市場との見方の違いは得点数です。相手の後方でのミスから得点してきた最近の試合とは違い、今日の相手はこの大会で好機をあまり許していません。大田ハナシチズンも石田不在のなかで攻撃を組み立てる必要があります。柏レイソルがホームで強力なメンバーをそろえても、複数得点より一度の突破で勝負を決める可能性が高いと見ます。大田ハナシチズンが先制し、柏レイソルの前進を抑えてカウンターを仕掛ける展開になれば、この予想は変わってきます。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:勝ち — ホームでベストメンバーを起用する柏レイソルと、連戦や海外移動で疲労がある大田ハナシチズンの先発陣。その差が60分以降の柏レイソルの左サイド突破の優位につながるでしょう。 ハンデ -1:引き分け — 大田ハナシチズンのブロックを前に先制点は60分以降にずれ込み、リードした柏レイソルが残り時間でもう一度その守備を崩すのは難しいでしょう。 アンダー 2.5 — 石田不在で攻撃の連係が弱まる大田ハナシチズンと、密集した守備を前に決めきれない柏レイソル。両チームの要因が得点を抑えるでしょう。