この対戦の鍵を握るのは、先頭打者の出塁と継投のタイミングです。福岡ソフトバンクホークスは近藤の出塁力に栗原や正木の長打力を絡める一方、北海道日本ハムファイターズは右のクリーンアップと機動力を活かした多彩な攻めを展開します。両先発は過去の対戦でも、ロースコアの接戦に持ち込めることもあれば、序盤に長打で試合を動かされることもあると示してきました。
ソフトバンク打線を射程圏内に抑えるための最大の好材料は、9月に山﨑 福也が見せた7回1失点の投球です。前回のリーグ登板でも5回1失点に抑えています。打たせて取る投球が山﨑の生命線であり、日本ハムは水野や五十幡の起用によって守備と走塁の布陣を柔軟に変えることができます。
モイネロは被安打を非常に低く抑えているため、日本ハム打線としては数少ない好機を確実にものにする必要があります。ファーストステージ最終戦のスタメンにはレイエス、万波、野村、郡司が名を連ねました。その勝利で先制点を生み出した単打の連打や万波の本塁打は、長打による得点力と単打をつなぐアプローチの双方が機能していることを示しています。
登録抹消となった今宮の不在に加え、首の張りが報じられている柳田も指名打者での起用が見込まれるなど打順に変更が生じそうです。これによりソフトバンク打線のつなぎ役は減るものの、近藤、栗原、正木は依然として大きな脅威です。9月の先発登板時にも川瀬がショートを守っていたため、守備が大きく崩れる心配はそれほどないでしょう。
序盤は中軸の前で走者をためられるかが焦点となり、その後は綿密に計算された継投策へと移っていくと見ています。福島や堀がショートイニングを無難にこなしており、島本や玉井も控えているほか、孫はすでにロングリリーフとして試合をつないでいます。ファーストステージで3連投した柳川も休養日を挟んだことで、新庄監督には終盤の確かな継投の選択肢が揃っています。
山﨑が見せた抑止力の実績、中軸のパンチ力、そして計算の立つ救援陣の顔ぶれを踏まえ、私は日本ハムがこの試合を僅差の展開に持ち込むと予想します。