フェネルバフチェSKがアストン・ヴィラに6-0で勝った試合は、記録されている内容以上に一方的に見えます。ヴィラのxGは3.11、フェネルバフチェは1.73で、スコアほど実力差はありませんでした。一方、フェネルバフチェは次のアランヤスポル戦でxG 3.77を記録しています。スラヴィア・プラハは逆の悩みを抱えています。サバフに0-2で敗れましたが、チャンス創出では上回っていました(xGは2.04対1.47、枠内シュートは8対6)。つまり、どちらもチャンピオンズリーグで未勝利ながら、勝ち点以上の内容だったと考えているチーム同士の対戦です。両チームとも守備陣に穴があるだけに、先に崩れるのはどちらかが焦点です。
まずはフェネルバフチェです。スポーツ・モールによると、ジェイデン・オーステルヴォルデ(アキレス腱)とメルト・ミュルドゥル(膝)は欠場見込みで、マルコ・アセンシオは筋肉の問題で出場が不透明です。こちらの出場状況データでは、オーステルヴォルデとミュルドゥルは欠場、アセンシオも膝の問題で欠場となっています。同じ不安材料について、説明が少し異なるようです。ホームではリーグ戦で得点を重ねており、エユプスポルに8-0、リゼスポルに3-0、アランヤスポルに3-0で勝利。カルタル監督は、前回そろって得点したルカクとムリキのどちらを前線に置くか選べます。
スラヴィアは欠場者がさらに多くなっています。スポーツ・モールによると、チャロウペク、オグブ、ウアンダ、ユラーセクが欠場し、シュランツとピタクは出場が不透明です。コネチニーは出場停止から復帰します。センターバックタイプの選手2人とサイドの選手1人を同時に欠く一方、フェネルバフチェはリーグ戦で人数をボックス内に押し込んで勝ってきました。ひとつ確認しきれない点があります。スポーツ・モールの予想先発ではトマーシュ・ホリーが最前線に入っていますが、こちらのデータでは監督の判断でメンバー外です。ホリーが出ない場合、スラヴィアの攻撃はランス戦で2得点したシュトルムに頼る形になりそうです。
注目したいのはスコアではなく、試合の流れです。スラヴィアはフラデツ・クラーロヴェー戦でボール保持率62%、シュート24本を記録しながら0-0で引き分けました。サバフ戦でもチャンスでは上回りながら敗れています。フェネルバフチェがスラヴィアにボールを持たせ、再編された最終ラインの背後を突ければ、決定機を生かせない展開が繰り返され、フェネルバフチェが優位に立つでしょう。逆に、スラヴィアのプレスでフェネルバフチェの手薄なサイドバック陣に序盤からミスが出れば、見立ては変わります。まず見るべきなのは、スラヴィアの決定力でしょうか。それともフェネルバフチェの左サイドでしょうか?
情報源:スポーツ・モールのプレビュー(10月18~19日)、およびxG、シュート数、出場状況に関するこちらの試合記録。