FCポルトとピーエスブイ(PSV)の一戦は、双方が自陣からどれだけ安全にボールを前進させられるかが試されます。リヴァプールのハイプレスはビジャレアルCFの守備陣に負荷をかけるはずですが、次のトランジション次第で試合展開がどれほどオープンになるかが決まりそうです。シュトゥットガルトとアトレティコ・マドリードはともにボックス内へ進入する複数のルートを持っており、中央のスペース管理と終盤の供給源が特に重要になります。
ポルトのプレスはPSVの不安定なビルドアップの出足を捉え、アウェイチームが陣形を整える前にペペやベイガへボールを届けることができます。PSVもサイドと中央からの反撃手段としてペリシッチやマイナンスを擁していますが、スハウテンや普段中央でフィニッシュを担う選手たちを欠いており、直近の敗戦でも退場者が出る前からビルドアップのミスが目立っていました。ベドナレクの復帰はポルトが相手の反撃に対応する上でプラスに働きます。ポルトのボール奪取力とボックス内への供給力の方が、より持続的な攻め手を生み出すと見ています。そのため、ここではポルトの勝利を予想します。
リヴァプールはヴィルツ、バルコラ、イサクを擁して素早いアタックを仕掛けることができ、コーナーキックではアラウホがターゲットになります。一方のビジャレアルもセカンドボールを拾い、リヴァプールの再編された右サイドが整う前にモレイロや前線へボールを預けることが可能です。リヴァプールはフリンポンが欠場中ですが、ビジャレアルはペペ不在のエルチェ戦でもボックス内まで迫り、ナポリ戦でも失点後にしっかりと反撃を見せました。リヴァプールの直近の大勝には相手の退場というアドバンテージも含まれており、現在再構築が求められているサイドの崩しにも依存していました。ビジャレアルも食らいつくに十分なダイレクトな反撃力を維持できると見ており、ビジャレアル側を支持します。
シュトゥットガルトはハンブルガーSV戦で見せたように、シュティラーや両サイドバックを経由してウンダフやデミロヴィッチへボールを供給できます。対するアトレティコは、ヒュルマンドとバリオスがその最初の受け手を寸断し、シュトゥットガルトの前がかりになった背後を突いてバエナ、グリマルド、あるいは前線の選手へ展開可能です。シュトゥットガルトは直近のハンブルク戦で攻め手を決定機に結びつけられず、パーダーボルン戦でもトランジション守備で隙を見せていました。一方のアトレティコは遠征メンバーにカルドーゾが入り、直近で出場時間を得たプビルも控えるなど、終盤のベンチワークによるルートも確保しています。多彩な供給経路を持つアトレティコが接戦を制すると見ています。そのため、アトレティコ・マドリードを支持します。