【2026年 MLS】ナッシュビルSC vs ニューヨーク・レッドブルズ プレビュー キックオフ:11月2日 06:30(日本時間)
ナッシュビルSCはイースタン・カンファレンス1位とサポーターズ・シールドを確定させており、ニューヨーク・レッドブルズは敗れればプレーオフ争いから脱落します。ホームチームの先発メンバーと、アウェイチームのプレッシングが序盤の展開を左右しそうです。
1. 試合概要と両チームの状況
ナッシュビルSCはホームで14勝2分と無敗を保っています(MLS公式サイト)。ただ、シールド獲得を決めた後のフィラデルフィア・ユニオン戦は0-0でした。ブライアン・キャラハン監督は先発を5人入れ替え、サム・サリッジとハニー・ムクタルを58分までベンチに置きました(シックスワンファイブ、10月28日・ヤードバーカー、10月31日)。ナッシュビルSCはボール支配率63%ながら、枠内シュートは1本にとどまりました。試合開始から30分は相手のプレッシャーに苦しんだとの分析もあります(シックスワンファイブ、10月31日)。今日も強くプレスをかけてくるニューヨーク・レッドブルズにとって参考になる場面ですが、当時のナッシュビルSCは攻撃陣の先発が異なっていた点も考慮する必要があります。
サリッジとムクタルが戻れば、ホームチームのゴール前での攻撃は変わってきます。サリッジはCFモントリオール戦で、至近距離からのシュートで先制点を決めました。ムクタルはサンノゼ・アースクエイクス戦で、GKに止められたボールを押し込みました(MLS公式サイト)。フィラデルフィア・ユニオン戦を休んだ分、体力面の負担も軽いでしょう。ただし、試合前の出場可能選手や先発が確定するまでは、2人が最初から出場すると決めつけられません(シックスワンファイブ、10月31日)。ナッシュビルSCは今節に勝てば、MLSのシーズン最多勝ち点記録に並びます。また、ホーム最終戦ではシールド獲得を祝うイベントも予定されています(MLS公式サイト・ナッシュビルSC公式サイト)。
ニューヨーク・レッドブルズのマイケル・ブラッドリー監督は、ボールを持つときも失ったときも強くプレスをかける方針を変えないと話しました(ヤードバーカー、10月31日)。インテル・マイアミCF戦ではボール支配率34%ながら、シュート数で19対12と上回り、2-0で勝利しました。一方、トロントFC戦ではボール支配率67.7%を記録しながら0-2で敗れ、自分たちのCK直後のカウンターから追加点を許しました(ラ・ナシオン・トロントFC公式サイト)。相手にボールを持たせる状況を攻撃のチャンスに変えられるチームですが、自ら主導権を握らなければならない展開では効率が落ちています。中盤のロナルド・ドンコールは累積警告により出場停止が確定しました。プレッシング後にボールを奪い、前進する役割を担う選手の代役はまだ発表されていません(シックスワンファイブ、10月31日)。
2. マッチアップ分析
最初のポイントは、ナッシュビルSCのビルドアップの第一歩と、ニューヨーク・レッドブルズの前線からのプレスです。フィラデルフィア・ユニオン戦の序盤のように、ナッシュビルSCが自陣でボールを失えば、ニューヨーク・レッドブルズは短い距離からシュートチャンスを作れます。ブラッドリー監督がプレッシングの方針を維持すると話していることも、こうした展開を後押しします(ヤードバーカー、10月31日)。ただし、ナッシュビルSCが最初のプレスをかわすと状況は変わります。ドンコールを欠くニューヨーク・レッドブルズの中盤の背後で、ムクタルが前を向いてボールを受けられるからです。アウェイチームは前線の選手によるプレスだけでなく、その後ろを埋める中盤の動きも連動させる必要があります。
2つ目のポイントは、ニューヨーク・レッドブルズの高い守備ラインと、ナッシュビルSCの攻撃陣の裏への抜け出しです。フィラデルフィア・ユニオン戦ではクリスティアン・エスピノサがオフサイドを4回取られ、抜け出すタイミングを合わせられませんでした。今日、同じ動きを正確なタイミングで始められれば、守備ラインの裏でボールを受けられます。サリッジのゴール前での決定力も、そのパスを得点に変える手段になります。ニューヨーク・レッドブルズはニューイングランド・レボリューション戦で、GKがはじいたボールを押し込まれて決勝点を許しました。また、トロントFC戦では攻撃に人数をかけた後、カウンターから失点しています(ボストン・ヘラルド・トロントFC公式サイト)。
ニューヨーク・レッドブルズが先にプレスで優位に立てば、ナッシュビルSCの後方からの組み立てが再び問題になります。逆にナッシュビルSCがリードして前半を終えれば、アウェイチームは攻撃に人数をかけなければなりません。ニューヨーク・レッドブルズは、直近のリーグ戦10試合で前半をリードされて終えた5試合すべてに敗れています(データセンター)。ニューイングランド・レボリューション戦では、エミル・フォルスベリが交代出場直後に同点弾をアシストしており、追い上げる手段があることは示しました。それでも、その試合では最後に失点を防げませんでした(ボストン・ヘラルド)。
3. 最終判断と結論
サリッジとムクタルが先発に戻る展開をより有力と見て、ナッシュビルSCの2点差以上の勝利を予想します。フィラデルフィア・ユニオン戦の攻撃不振をそのまま当てはめるには、先発の変更が大きすぎました。ニューヨーク・レッドブルズはプレスでホームチームのビルドアップを妨げられますが、ドンコールの出場停止により、ボールを奪って前進する中盤の役割を新たな選手に託さなければなりません(シックスワンファイブ、10月31日)。プレスを一度かわされれば、サリッジとエスピノサが高い守備ラインの裏を狙います。
海外市場では、最近は得点が増える展開への見方が強まっていますが、私たちは異なる見方をしています。ニューヨーク・レッドブルズがビハインドを背負って攻撃に人数をかければ、ナッシュビルSCにも追加点のチャンスが生まれます。一方、アウェイチームが得点するには、直近のホーム4試合で失点していないナッシュビルSCの守備と、15試合無失点を記録しているブライアン・シュヴァケを崩さなければなりません(データセンター・MLS公式サイト)。キャラハン監督がフィラデルフィア・ユニオン戦のように先発を大幅に入れ替えれば、プレスをかわしてもゴール前で決めきれず、接戦になる見通しに変わります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:ホーム勝利 — ホーム最終戦で記録への動機もあり、週中に休んだ主力攻撃陣が戻る可能性があります。ニューヨーク・レッドブルズはプレス後の前進を担うドンコールを欠きます。 ハンデ -1:ホーム勝利 — ニューヨーク・レッドブルズは直近で前半をリードされて終えた5試合すべてに敗れ、ビハインドを背負った後はカウンターやこぼれ球から失点しています。 アンダー 3.5 — ナッシュビルSCのホームでの無失点が続いており、シュヴァケがニューヨーク・レッドブルズのシュートを防ぎます。2点差での勝利でも、合計得点は3点以下に収まると予想します。