ここでは全く異なる2つの試合構成が見られます。ブエノスアイレスでは、失点が少なく守備を固めるアウェイチームに対し、ホームチームがポゼッションと陣地で圧倒する展開が予想され、焦点はその優勢を得点につなげられるかどうかに尽きます。一方クリーブランドでは、ブルペンゲームに冷え込みと突風が重なる夜となり、普段通りの長打攻勢は難しく、集中打やミスから得点を拾っていく展開になりそうです。
まずはボカ・ジュニアーズ (アルゼンチン)対タジェレス・コルドバです。3位のボカに対しタジェレスは15位と、その実力差はプレースタイルにもはっきりと表れています。直近のホーム扱い3試合でボカはすべて相手を上回るチャンスを作り出しており(決定機スコアは3.02対0.17、1.72対0.72、1.47対0.44)、リーグ戦のホームでは9得点2失点といまだ無敗を誇ります。対するタジェレスは1試合平均1得点に届かず、リーグ戦のアウェイでは5試合でわずか1勝、アウェイでの失点期待値も約1.5点に上ります。
離脱者の影響も見逃せません。ボカは主将でパスの起点であるパレデスがビジャとともに欠場し、ゴールキーパーも控えが入ります。パレデス不在だったバスコ戦の前半はチャンスメイクが大きく落ち込みました。またタジェレスは出場停止明けのストライカー、アルバレス・マルティネスが復帰するため、セットプレーやカウンターは相手にとって十分な得点ルートになります。それでも報道通りのスタメンなら守備と中盤の軸は維持されており、ボカの引き分けの多くはアウェイでのものです。前半は我慢の展開が続き、後半にタジェレスの守備ブロックが疲れてきたところでゴールが生まれるとみており、1-0、2-0、2-1あたりが最も現実的なスコアです。そのため、ここはボカの勝利を支持します。
続いてクリーブランド・ガーディアンズ対タンパベイ・レイズのMLB プレーオフシリーズ第4戦で、ガーディアンズが2勝1敗でリードしています。ガーディアンズはアームストロングが先発し、その後は小刻みな投手リレーでつなぐ予定です。レイズは休養十分のニック・マルティネスが先発しますが、前回の登板では63球で降板しているため、両チームとも5回までにはブルペン勝負に入るでしょう。予報では北寄りの強風が逆風として吹き込み、気温も10度台前半(華氏50度台前半)まで下がる見込みで、これまでの試合を決めてきた本塁打は出にくくなります。
今シリーズは両ブルペンともに好調で、ガーディアンズの救援陣は12イニングで1失点、レイズの救援陣も第2戦と第3戦の計7イニングで約1失点に抑えています。その2試合は総得点が4点と5点に留まり、いずれも持続的な攻撃ではなく、1つのミスや巧みな安打から生まれた集中打のイニングによる得点でした。第1戦の10得点が示したように、突風下での大量失点イニングやフライの目測誤りといったリスクはあるものの、逆風かつ小刻みな継投策を考慮すれば、3-2や4-2あたりのロースコアな接戦が予想されます。そのため、ここはアンダー(低得点)の展開を有望視しています。