CAロサリオ・セントラルはトゥクマンに乗り込みます。グループBの首位に立ち、年間順位表でも上を追っていますが、セントラルらしさを支えるピースが欠けています。ボランチを自然にこなせる2人、フランコ・イバラとフェデリコ・ナバロがそろって欠場します。イバラは内転筋の負担、ナバロは重度の足首の捻挫で、ラジオフォニカが伝えています。アトレティコ・トゥクマンが相手だと、この欠場は普通のチーム相手以上に響きます。ファルシオーニのチームはボールを持たない展開を苦にせず、ホームの観衆の前よりアウェーのほうがはるかに良い戦いをしているからです。
不思議なのはホームとアウェーの差です。アトレティコはクラウスーラのホームで6試合を戦って未勝利、3引き分け3敗で4得点にとどまっています。一方のアウェーでは6試合で3勝です。ラ・ガセタによると、ホームで勝てていない期間は7か月に及びます。スタッツのある試合での平均は、ボール支配率がおよそ41%、xGが0.5です。圧力をかけて組み立てるチームではなく、待って仕掛けるチームだとわかります。ホームでは、相手も引いて構えることが多かったため、攻めどころがなくなっていました。セントラルはその逆のタイプの相手です。平均で約59%のボールを持ち、1試合14本のシュートを打っています。
そこで本当の焦点は、やりくりした布陣のセントラルの中盤が、カウンターを防げるだけ高い位置でボールを保てるかどうかです。ラジオフォニカは、アルミロン監督の選択肢を挙げています。ビセンテ・ピサロにアラン・ロドリゲスを組ませる案です。ロドリゲスは筋肉系の負傷から戻ったばかりです。ほかには、ユース時代にこの位置を務めたDFのフアン・ヒメネスを使う案、3バックへの変更もあります。一方のアトレティコについて、ラ・ガセタは出場停止明けのレオネル・ベガがボランチに戻り、筋肉系の負傷から復帰したニコラス・ディアス・レアンドロが最前線に戻ると見ています。そうなればファルシオーニ監督は、ロングボールを当てるきちんとしたターゲットを得ます。中盤でセントラルのボール保持が緩めば、アトレティコがアウェーで勝ってきた試合のような展開になりかねません。
反対に働く材料が1つあります。対戦成績では、アトレティコは過去5年間の9試合でセントラルに勝てていません(5引き分け、セントラルの4勝)。これだけを頼りにするつもりはありませんが、ホームチームがこのカードで勝ち方を見つけられていないことは示しています。主力のボランチ不在でアルミロン監督が3バックを選び、ボールを持つ時間が減ったらどうなるでしょうか。アトレティコのアウェー流の戦い方は、ついにホームでも通用するのでしょうか。