2試合とも異なる展開が予想されます。オハイオ州で行われる一戦は、ともにチャンスを多く生み出し守備が緩いMLS勢同士の対戦であり、堅いカップ戦というよりは打ち合いのオープンな展開になりそうです。一方、サンパウロで行われる準決勝第2戦は合計スコアの影響を色濃く受けます。一方は構えてカウンターを狙えるのに対し、もう一方は追いかける展開を強いられます。
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異なるタイプの2つのノックアウト戦ですが、共通しているのは、どちらのチームも前に出て戦う必要があることです。USオープンカップ決勝では、攻撃的なスタイルで得点も失点も多いMLSの2チームが対戦します。一方、コパ・リベルタドーレスの第2戦では、ホームチームが合計スコアのリードを守るのに対し、アウェイチームは試合を動かさなければなりません。
コモの4−1の勝利は、シュートを浴びせ続けた結果ではありません。ユナイテッドのほうがシュート数は多かったものの、枠内に飛ばした数ではコモが大きく上回りました。ニコ・パスは後半にリードを広げた場面にも絡んでいます。先制点で追う展開が変わり、その後コモは少ないシュートをより鋭いフィニッシュにつなげました。一方的なシュート合戦と呼ぶより、こちらのほうが実態に近いでしょう。
シンシナティとD.C.はいずれも直近の試合で厳しいスコアを喫していますが、その試合内容は対照的な形で奇妙なものでした。シンシナティはコロンバス相手に好機を量産しながら無得点に終わり、一方のD.C.はオーランド戦の序盤に最大の好機を作ったものの、その後失速しました。この両者の対戦は、シンシナティのプレッシャーが決定機を逃した後も決定的なチャンスを生み出し続けられるか、そしてD.C.が序盤の攻撃の脅威を単なる一時的な時間帯で終わらせずに持続できるかが焦点となりそうです。ここではスコアボードだけを見ても、実態を正確に見極めることはできません。
パルメイラスは第2戦に2-1のリードを持って臨みますが、私たちが気になっているのは最終ラインです。こちらの欠場者リストでは、ギアイとゴメスの2人が出場停止、ジェフチが膝の負傷で欠場となっています。第1戦ではフルミネンセが主導権を握りながら敗れました。ボールを持つ時間は長かったものの、シュートにつなげられなかったからです。パルメイラスの急造ディフェンスが、リオで足りなかったチャンスを与えるかがポイントです。
バイエルンのプレッシングとケイン、ディアスの連係は、アーセナルにとって引き続き大きな試金石です。ただ、その攻撃を支える供給役は変わります。アーセナルは直近、現在のセンターバックコンビで相手に許すチャンスの質を抑えてきました。クラブ・ブルッヘとRCランスは、攻撃で息の合った連係をそれぞれ保っています。この一戦では、最初のプレスをかわした後の切り替えが特に重要になりそうです。
アストン・ヴィラ (イングランド)は中盤での素早いボール奪取から、相手守備陣が陣形を整える前にジャクソンへボールを供給できます。対するバイキングFKは、早いタイミングでの配給と連動した前線への飛び出しという対照的な攻撃ルートを持っています。レアル・マドリード対RBライプツィヒの一戦は、サイドを崩して中へパスを通せるかが焦点となり、単にボールを保持すること以上に、その次の受け手が重要になってきます。
レバンテは前線に選手を送り出す姿勢があるため、アスレティック・ビルバオとの一戦では、最初のパスとその後方の守備が重要になります。アスレティックの前線の選手たちは、自陣のペナルティーエリア付近に構え続ける守備を相手にするより、狙いどころを見つけやすいでしょう。レアル・ベティスとフェイエノールトの対戦はまた違った展開になりそうです。両チームとも、相手が最近許している隙を突けるサイド攻撃を持っています。
リールがブレスト戦で見せた巻き返しは、今回の試合とは異なる攻撃の連係に支えられていました。ガラタサライSKには、中盤のチャンスメークと中央のストライカーをつなぐ形が今も機能しています。リスボンでは、スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガルの多彩なサイド攻撃に対し、クロスへの対応に何度も苦しんできたラスクの守備が試されます。
カルチョ・コモとマンチェスター・ユナイテッドは、前線へのボールの届け方が対照的です。コモがサイドからの配球と中央の連動した動きで組み立てられるのに対し、ユナイテッドの効果的な攻撃は単発で終わる傾向があります。サン・シーロでは、インテルが繰り出す多彩なクロスやパスのアングルが、PSV戦で狭い中央エリアの対応に追われていたシャフタール・ドネツクにとって異なる脅威となるはずです。どちらの試合も、最初のパスとペナルティエリア内でそれを受ける選手との連係が鍵を握ります。
アストン・ヴィラは、ヨーロッパでの脅威が短い時間帯にとどまっているバイキングFKよりも、何度も攻撃を仕掛けられそうです。レアル・マドリードがRBライプツィヒを攻めるうえで最も有効なのは、サイドから前進して中央につなぐ形です。2試合で注目すべき点は異なります。ヴィラ・パークでゴールの応酬がどれだけ生まれるか、そしてマドリードがどれほど相手を突き放せるかです。
レアル・ベティス対フェイエノールトでは、幅を使ってチャンスを作る選手たちと、リードを守り切れない守備陣が顔を合わせます。インテル対シャフタール・ドネツクでも、ホームチームの攻撃連係が繰り返し見られる一方、アウェー側にも攻め手があります。どちらの試合も、前に出る選手たちが、次は逆方向への攻撃機会を生み出しそうです。
カルチョ・コモとアーセナルはそれぞれ別の相手と対戦しますが、どちらの試合も、最初のボールを受けてから次の有効な攻撃につなげられるかが鍵になります。カルチョ・コモは変化したユナイテッドの守備に対し、配球先を変えながら攻められます。アーセナルは確立された守備陣と複数の攻め手を生かし、バイエルン・ミュンヘンのプレスに対抗します。
リール対ガラタサライSKは中央のストライカーへの供給をめぐる戦いであり、スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル対ラスクはポゼッションをいかに継続的な圧力へと結びつけられるかが問われます。リールは最近の攻撃面の改善が見られるものの、今回は異なるプレッシングや両サイドの顔ぶれの変化に直面します。一方のスポルティングは、前線のターゲットが健在なコンパクトな相手に対し、ボールをうまく回す必要があります。
ブルッヘとRCランスはともに攻撃の連係が機能している一方、守備には不安定さがあります。ブルッヘはサイドからの速い突破で脅威を与え、ランスはトヴァンと、ペナルティーエリア周辺に走り込む選手たちを生かしてチャンスを作れます。勝負の鍵は、プレッシャーをかわした後の最初のパスと、その次のクロスへの対応になりそうです。
本拠地でのレバンテは前に人を走らせる攻撃的なアプローチをとるため、ファーストプレスの背後にスペースが生まれやすくなります。アスレティック・ビルバオは敵陣深くでボールを奪いたいところですが、決定的なラストパスよりも前線でのポゼッション支配のほうが目立っています。プレッシャーをかいくぐった後に決定機が生まれる展開が予想され、双方がゴールを狙いに行くにつれて試合はよりオープンな打ち合いになっていくはずです。
スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガルは、コンパクトな陣形を敷くラスクに対してボールを長く保持する展開になりそうで、サイドからの配給とセカンドボールへの対応が試合の趨勢を左右するはずです。LASKには中盤を経由して2トップにつなぐ確固とした脱出ルートがあるため、最初のクリアとスポルティングに先制された際の対応が鍵を握ります。一方のレアル・ベティスは、両サイドに展開する前にイスコやフォルナルスを経由して攻撃を組み立てられます。フェイエノールトには機能している右サイドの起点があり、ベティスの前がかりな陣形を逆達にとってトランジションに持ち込むことができます。
インテルは長い時間ボールを保持し、左右どちらのサイドからもボックス内まで攻め込めそうです。シャフタールはサイドを駆け上がる選手への最初のパスを練習しており、インテルのウイングバックが空けたスペースを突けます。クラブ・ブルッヘとRCランスは、どちらも相手の最初のプレスをかわす明確な形を持っています。試合展開が変わっても、サイドの選手や途中出場のFWがボックス内への供給を保っています。
バイエルン・ミュンヘンのプレスとケインの動きは、アーセナルの最終ラインに大きな負担をかける可能性があります。アーセナルは最初のパスの形とコンパクトなカバーでその圧力をかわし、バイエルンの背後のスペースを突けます。レアル・マドリードは、ライプツィヒの外側の守備に対し、ヴィニシウスやエムバペ、セットプレーからチャンスを作れます。ライプツィヒにもボールを受けて攻めに転じるルートはありますが、アウェーでの決定機の数は、ホームでの得点が示す印象ほど多くありません。
レバンテとアスレティック・ビルバオは、それぞれ異なる形で相手の最初のパスを狙ってきそうです。レバンテはホームでのプレッシングから何度もペナルティーエリアへの侵入につなげている一方、アスレティックはサイドへの展開で、前に出たサイドバックの背後を突くことができます。アストン・ヴィラは、バイキングFKのコンパクトな中央守備を相手に、より長くボールを動かして崩しを探る展開になりそうです。バイキングには素早いカウンターとセットプレーという得点ルートがありますが、直近の欧州戦では相手に長く押し込まれる場面もありました。