どちらの試合も、中盤からの最初の縦パスとボックス内でのファーストタッチが鍵を握ります。上海海港は中央でボールを受けてから最終ラインの背後へ走り込む連動が機能している一方、コンアン・ハノイも前線からのプレスで危険なエリアへ侵入できる力を見せています。大田とヴィッセル神戸の一戦は、攻撃陣が落ち着いて形を作る前に、最初の空中戦とセカンドボールの奪い合いが激しくなるはずです。直近のスコアだけを見るよりも、次にどのようなボールを配給できるかの質のほうが勝敗を見極めるポイントになりそうです。
上海はヴィタウとレオナルドがアンペムと好連携を見せ、天津戦や成都戦で崩し切る攻撃の形を完成させています。コンアン・ハノイはボール奪取からグエン・クアン・ハイやアルトゥル・レオを走らせることができますが、前節先発したディン・バックは遠征メンバーから外れたと報じられています。彼のボールキャリーやこぼれ球への詰めは、チームの最大の武器でした。試合がオープンになるにつれ、上海は現在の充実した決定力とベンチを含めた後半の攻撃の選択肢を生かせるはずです。そのため、私は上海海港の勝利を支持します。
神戸は大迫勇也のポストプレーや武藤嘉紀の動き出し、そしてセカンドボールの回収を通じて、大田の中盤のクリアボールに対抗できます。大田もメンバー交代後にヂオゴやルドヴィグソンを使ってサイドからの供給力を立て直してはいるものの、最近の決定打は試合終盤の劇的なゴールやオウンゴールに頼っている印象です。神戸は前節でも主力の連動が機能しており、佐々木大樹も復帰して出場時間を重ねています。さらに大迫がベンチに下がった時間帯でも、小松蓮が前線で起点となってくれます。権田修一のセーブがそうした攻撃陣の連動が実を結ぶまでの時間を作ってくれるとみて、私はヴィッセル神戸が結果を持ち帰る展開を予想します。