セリエAから、現在の内容において両者の差がはっきりと出ている2試合を取り上げます。敵地ヴェネツィアに乗り込むインテルは、ターンオーバーを行っても多くの決定機を作り続けており、シュートを許しやすい相手の深い守備ブロックに対しても強みを発揮できそうです。一方のタルディーニでは、攻守ともに調子を落としているウディネーゼ・カルチョを迎えますが、パルマの前回のホームゲームはスコア以上の充実した内容を見せていました。
ヴェネツィア対インテル:ニコラ監督率いるヴェネツィアは3-5-2で深いブロックを敷いて守る戦い方を徹底しており、同監督の下でのベストリザルトとなったナポリ戦の無失点も、被シュート29本、被期待ゴール(xG)2.44を許しながらのものでした。この結果はフィリップ・スタンコヴィッチの9本のセーブと相手のPK失敗に助けられた側面が強いと言えます。対するインテルは、直近5試合中4試合で2.4以上のxGを記録しており、これには敵地ボローニャ戦や先発を入れ替えた試合も含まれています。
鍵を握るマッチアップは、インテルのウイングバックとエノーおよびマッツォッキの攻防です。5バック側は90分間にわたりクロスやマイナスの折り返しを警戒し続けなければならず、まさにそこがメンバーを落としたインテルがチャンスを量産しているエリアです。インテルの離脱者については前節のリーグ戦でも不在だった選手ばかりで、新たな不安要素はありません。また、テュラム、チャルハノール、ディマルコは負傷ではなく休養を与えられており、このベンチメンバーの層の厚さはここ2週間ですでに2試合をひっくり返しています。
試合開始からの1時間は、インテルが低い位置に構える相手に対してボールを保持する展開が予想されます。先制点が生まれればヴェネツィアも前に出ざるを得なくなり、後ろから飛び出す選手のためのスペースが生まれるはずです。ヴェネツィアはリーグ戦でわずか6得点にとどまり、ニコラ体制下の2試合での得点も1点はディフレクションによるものでした。こうした点から、私はインテルの勝利を支持します。
パルマ対ウディネーゼ・カルチョ:ウディネーゼはタイプが異なる相手と戦った直近のリーグ戦3試合において、毎試合2.4から3.4の失点期待値(xG)を献上し、自らの攻撃では0.4から0.7しか生み出せていません。前線ではバヨとゲイェ、最終ラインではアラバとソレが離脱しています。パルマも状態が良いとは言えませんが、ジラルディーノ監督のもとで戦ったホームのトリノ戦では25本のシュートと1.57のxGを記録しており、敗戦自体も立ち上がりの2つのミスによるものでした。
ウディネーゼはポゼッションを好むものの、直近3試合すべてでボールを失ったところから危険なカウンターを浴びています。再構築された3バックに対し、パルマの選手たちはボール奪取後にサイドのスペースへ走り込みます。ウディネーゼにとって最も現実的な得点ルートはセットプレーやデイヴィスのヘディングであり、オープンプレーから多くの崩しを必要としない形に頼ることになりそうです。
前半は堅い展開になるかもしれませんが、後半にかけてウディネーゼの運動量が落ちるにつれて試合が動いていくと考えられます。引き分けの可能性も十分にありますが、ウディネーゼがパルマを上回る得点を挙げる展開は想定しにくいです。そのため、私はパルマが負けない展開(引き分け以上)に注目しています。