【26-27 NBA】ポートランド・トレイルブレイザーズ vs メンフィス・グリズリーズ 試合分析・プレビュー 試合開始:2026年10月30日 11:00(日本時間)
3連勝中のポートランド・トレイルブレイザーズと、4連勝中のメンフィス・グリズリーズが対戦します。両チームとも後半に試合をひっくり返したことがあり、連勝数よりも、どの選手に守備を集中させられるかが重要です。
1. 試合概要と両チームの状況
マイカ・ノーリー監督率いるポートランド・トレイルブレイザーズは、3試合で1試合平均44.0本の3ポイントを放ち、17.0本を成功させています。デニ・アヴディヤ、デイミアン・リラード、ジャ・モラント、トゥマニ・カマラ、ドリュー・ホリデーの5人がそれぞれ40得点以上を記録しており、得点は分散しています。ロサンゼルス・レイカーズ戦では、モラントとアヴディヤがそれぞれ23得点、ベンチのホリデーが22得点、リラードが21得点を挙げました。リラードは毎試合長時間出場する必要はないと話しており、前戦の出場時間も31分でした(ルーキー、10月1日)。他の得点源も活用しながら、出場時間を分散させる運用です。
3連勝の平均得点差は、開幕戦での41点差勝利の影響が大きく出ています。ロードでの2勝はいずれも前半にリードを許したあと、逆転しました。サクラメント・キングス戦では、カマラが第3クォーター序盤にスティールからダンクを決め、次の攻撃でも3ポイントを沈めるなど、その時間帯だけで10得点を挙げました。ロサンゼルス・レイカーズ戦では、第4クォーターにルカ・ドンチッチがボールを受けにくいようにし、ボールを持てば2人で守ってシュートを打たせませんでした。攻撃の選択肢の多さに加え、相手のキープレーヤーを狙った後半の守備調整も勝利につながりました。
メンフィス・グリズリーズはモラントを放出したあと、タイ・ジェローム、ルーキーのキャメロン・ブーザー、ザック・イディーらを軸にチームを編成しました(NBA.com、10月3日)。ジェロームは4試合で119得点、25アシストを記録しています。ブーザーとイディーが一緒に出場した21分間の得失点差は+47でしたが、そのうち19分は先発5人がそろって出場していました(SI、10月24日)。この短い記録を、2人のビッグマンだけの効果と見ることはできません。メンフィス・グリズリーズは2日間休養を取りましたが、今日はロード4連戦の最終戦です。イディーは以前、足首の管理のため1試合を欠場し、その次の試合では21分間プレーしました。出場時間によって、ゴール下の組み合わせの比重も変わります。
2. マッチアップ分析
ゴール下では、ブーザーとイディーがドノバン・クリンガン、ロバート・ウィリアムズ3世と対峙します。ポートランド・トレイルブレイザーズは開幕戦でフェニックス・サンズを相手にリバウンドで56対39と上回りましたが、メンフィス・グリズリーズも記録が残っている3試合で平均50.3本を記録しています。ポートランド・トレイルブレイザーズは1試合平均44本の3ポイントを放つため、外れたシュートのリバウンドをどちらが取るかが重要です。メンフィス・グリズリーズがリバウンドを確保できれば、ポートランド・トレイルブレイザーズのセカンドチャンスを減らし、ジェロームに攻撃を託せます。イディーが長時間プレーできなければ、2人のビッグマンが同時に対峙する時間も短くなります。
外周の守備では、選択肢が異なります。ポートランド・トレイルブレイザーズは、ロサンゼルス・レイカーズ戦のように、ジェロームがボールを受ける瞬間からプレッシャーをかけられます。メンフィス・グリズリーズには、ブーザーのパスとベンチ選手の3ポイントという対抗策があります。実際、ユタ・ジャズ戦ではジェロームのフィールドゴールが15本中4本にとどまったものの、クインテン・ポスト、カム・スペンサー、セドリック・カワードが連続する攻撃で3ポイントを決めました。ただ、ジェロームが安定してボールを回せなければ、その対抗策にもつながりにくくなります。ゴールデンステート・ウォリアーズ戦では、メンフィス・グリズリーズはターンオーバーを27回記録しました。
メンフィス・グリズリーズがポートランド・トレイルブレイザーズの特定の選手に、同じように守備を集中させるのは難しいでしょう。先発ではモラントとリラードが攻撃を組み立て、アヴディヤとホリデーも得点できます。前半に外のシュートを外しても、後半の守備とベンチの得点で追い上げたロードゲームが2試合ありました。メンフィス・グリズリーズがリバウンドで優位に立って接戦に持ち込めば、終盤の攻撃はジェロームのドライブとフリースローが中心になります。
3. 最終判断と結論
市場が評価するポートランド・トレイルブレイザーズ優位の見方に、私たちも賛成です。メンフィス・グリズリーズの高さはポートランド・トレイルブレイザーズのリバウンド面の優位を縮める可能性がありますが、攻撃がジェロームに集中する度合いは両チームで異なります。ポートランド・トレイルブレイザーズがジェロームにプレッシャーをかけてターンオーバーから速攻を仕掛け、主力が休む時間帯にもホリデーとウィリアムズが得点を重ねれば、後半に点差を広げられるでしょう。
合計得点については、ポートランド・トレイルブレイザーズの最近の高得点がそのまま再現されるとは見ていません。ロード2試合での高い有効フィールドゴール成功率は、あくまで2試合のサンプルです。そのうちサクラメント・キングス戦の前半は、3ポイント22本中わずか4本の成功でした。メンフィス・グリズリーズがリバウンドを取れば、ポートランド・トレイルブレイザーズの追加攻撃も減ります。複数の得点源とジェロームを狙った守備でポートランド・トレイルブレイザーズが勝ち、点差を広げる一方、両チームの得点は大きく伸びない展開を予想します。ジェロームがプレッシャーを受けながらも、味方へ安定してボールを配れれば、点差は縮まる可能性があります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 勝敗:勝 — ポートランド・トレイルブレイザーズはジェローム1人に守備を集中させられますが、メンフィス・グリズリーズは3試合で40得点以上を記録した5人を相手に、同じ守り方はできません。 ハンデ -7.5:勝 — ジェロームに2人を付ける守り方が、ターンオーバーの多いメンフィス・グリズリーズのミスを増やします。さらに、ホリデーとウィリアムズ3世がいるベンチが、主力の休憩中も得点を続けます。 アンダーオーバー 234.5:アンダー — ポートランド・トレイルブレイザーズの最近のシュート効率は2試合のサンプルで、メンフィス・グリズリーズの高さがセカンドチャンスを減らし、ジェロームを封じることでメンフィス・グリズリーズの得点も抑えられます。海外の主なライン232.5より2点高い設定です。