今回はユーロリーグの熱戦と、MLBプレーオフの重要な一戦を組み合わせた興味深いカードに注目します。パリはリヨン・ヴィルールバンヌ(ASVEL)に対してホームで圧倒的な対戦実績を誇り、フリースローの精度の高さでも優位に立って試合の主導権を握っています。一方、敗退の危機に瀕しているロサンゼルス・ドジャースですが、アトランタ・ブレーブスに対してブルペンの休養面で決定的なアドバンテージを持っています。こうした構造的な強みは、両チームがそれぞれの試合を有利に進める上で確かな後押しとなるはずです。
パリでは、ホームチームがこの本拠地での直近の直接対決においてASVELを終始圧倒してきました。ASVELはディフェンスの効率に課題を抱え続けており、直近でもバレンシアやパナシナイコスを相手に100点以上の失点を喫しています。さらにフリースロー成功率の低さも重なり、終盤の接戦に持ち込む力は大きく削がれています。また、フランク・ニリキナの復帰によってパリのバックコートに待ち望まれていた安定感がもたらされ、落ち着いてペースアップを図れる点も好材料です。
一方、アトランタで行われるMLBでは、ブレーブスがシリーズ2勝1敗でリードしているものの、ブルペンの疲弊が色濃くなっています。過去3日間で救援陣が10.1イニングを投げて165球を費やしており、投手のやりくりは限界に近づいています。対照的にドジャースは、第3戦で山本由伸が7回を投げ切ったおかげで、ブルペンを万全の休養状態で温存できています。
ブレーブス打線は直近10試合の打率がわずか.201と極めて低調です。ロサンゼルスはタイラー・グラスノーが先発し、ブレーブスのタイラー・マールと投げ合いますが、フレッシュな投手陣と好調な打撃陣を強みに、ドジャースが第5戦へ持ち込む可能性は十分にあると見ています。