トロント・ラプターズのプレッシャーに対し、ミネソタ・ティンバーウルブズは複数のボールハンドラーと強固なリバウンド基盤を備えたオフェンスで迎え撃ちます。フィラデルフィア・セブンティシクサーズとデトロイト・ピストンズはともに先発センターを欠きますが、代役センターの実戦での起用状況には大きな差が見られます。サクラメント・キングスはサボニス、エーカーフ、ラビーンを起点にチャンスを作れるのに対し、メンフィス・グリズリーズはファーストオプションに加え、それに続く第2の得点ルートもしっかり示しています。どのカードも初動のアクションを止めた後の展開と、続く守備のポゼッションを確実に終わらせられるかが勝負の分かれ目となります。
レナードとバーンズがエドワーズやボールに対抗できれば、ラプターズはバーンズ、バレット、パートルを通じてペイントアタックを仕掛けられます。一方のウルブズは、エドワーズのシュートタッチが思わしくなかった場面でもドスンムを軸に得点を重ねており、ゴベールとベリンジャーがいることでラプターズのセカンドチャンスを阻む厚みもあります。ウルブズが2勝した試合と同様にディビンチェンゾは欠場となりますが、その2試合ではボールが先発し、ドスンムがリザーブから長い出場時間をこなしていました。ラプターズが多くのターンオーバーを誘発したのはシカゴやワシントン相手の試合であり、ウルブズは自身の2試合でより堅実にボールをキープできています。試合終盤にはウルブズのガード陣によるセカンドアクションとディフェンスリバウンドが効いてくると見ており、ミネソタの勝利を予想します。
カニングハムはインサイドでリードと連係でき、コリンズとロビンソンがシクサーズのヘルプディフェンスを外へと広げられます。対するシクサーズも、マキシーやブラウン、そして復帰するジェームズによるガード陣のクリエイトとプレッシャーで対抗する手段を持っています。エンビードとデューレンは直前の試合に出場したものの揃って欠場となりますが、ピストンズはデューレンがマイアミ戦で退いた後、すでにリードを26分間起用して実績を作っている一方、シクサーズはエンビード不在時の代役センターの稼働や数字がまだほとんど見えていません。また、直近の過密日程をこなしてきたシクサーズに比べ、ピストンズの方が休養面でも優位です。ピストンズのインサイドの代役とアウトサイドへのパス供給がシクサーズの反撃をしのいでオフェンスを牽引すると見ており、デトロイトの勝利を予想します。
ジェロームはグリズリーズの2試合ともにオフェンスを組み立てており、アウェイではブーザーとウェルズがもうひとつの得点ルートとして機能しました。直近の試合に出場していたイディーが欠場となるため、サボニスはインサイドでグリズリーズを脅かすことができますが、スチュワートの先発は確定ではなく予想の段階にとどまっています。キングスで出場していたマレーは出場が不透明(questionable)で、グリズリーズの前戦を欠場したカワードも同じく不透明です。キングスはサボニス、エーカーフ、ラビーンの活躍が光ったものの、結局は追いつくために必要なディフェンスのストップを奪えずに終わりました。グリズリーズはジェロームの最初のアクションから次のスコアラーを見つけ出し、守備でもポゼッションをしっかり完結させてサクラメントを退けると見ており、メンフィスの勝利を予想します。